大切な人 ページ25
影浦雅人side
時はあっという間に過ぎ、俺は高校三年生になった。
穂刈「おーい、影？聞いてんのか？」
影浦「あ？んだよ」
水上「だから、そのネックレスだよ」
影浦「ああ、これか、、、貰いもんだよ」
当真「え？誰から？」
影浦「、、、知らねぇ」
穂刈「おいおい、それ女の子があげてんだったら悲しむそ。忘れてたら、、、そっこー別れ話だ」
影浦「名前は知らねぇーよ、教えてくれなかったんだよ」
アイツと何年も一緒にいたのに、名前は一度も教えてくれなかった。聞いてもはぐらかされた。
村上「え〜、名前も知らない人からもらったのにそれつけてんのか？」
影浦「チゲえーよ。」
当真「なら、知りあいだけど、名前は知らねぇーってことか？」
影浦「知り合い、、、じゃねぇよ」
水上「じゃあ誰なんだ？」
村上「影の大切な人とか？」
影浦「、、、」
大切、、、そうだよ。いつからかアイツは俺にとって大切な存在になってたんだ。
穂刈「え、」
水上「まじか？」
当真「おいおいおい、」
水上「詳しく聞かせろ！」
穂刈「そうよ！私たちに隠し事は無しって決めたじゃない！！」 裏声
影浦「キメェ」
俺は教室から出ていった。
ーーーーーー
No side
水上「あの影に、、、大切な人がいたとは」
穂刈「影にもとうとう春が来たのか」
村上「でも、あの感じは、、、ちょっと」
当真「だな」
水上「今はどこかに行って会えていない、もしくは、、、」
穂刈「、、後者の方じゃねぇか？あの感じは」
水上「だよなぁ」
当真「影の大切な人ってどんな人だと思う？」
穂刈「はい！俺は歳上だと思う」
水上「俺は、年下かなー」
村上「、俺も、お姉さん系だと」
当真「身長小さめじゃね？」
穂刈「あ〜、ありそう」
当真「だろ？」
影浦「テメーら勝手に予想してんじゃねぇよ！！」
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作者名：幻蒼影 | 作成日時：2023年10月8日 21時
