おねーさんとチビ助【影浦雅人】 (ページ14)

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影浦「強い、アイツ」ページ14

影浦雅人side

一瞬だった。俺を殴ってきた奴らを適わなかったヤツらをアイツは一瞬で倒した。

カッケェ。すごい。俺はそう思った。あいつは女でしかも弱そうな見た目をしてるのに。

『おーい、大丈夫か？チビ助？』

あいつは俺にそう聞いてきた。

影浦「あ、、あぁ」

やべぇ、声が体が少し震えてる。止まれよ、、、クソっ！

田中？『怖いか？』

！怖くねぇーよ

影浦「！誰が！、、怖くねぇーし」

田中？『よし、いい子だ。頑張ったな』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

いつもなら振り払ってるはずのあいつの手、今だけは何故か安心した。

あれ、視界が、、、泣くな、男だろ！！

ｸﾞｽｯ

田中？『お？笑よし』

アイツは、俺の事をおんぶしてきた。

田中？『チビ助、我慢しろよ。』

あいつの背中は暖かかった。

ｸﾞｽｯ

田中？『おー、泣け泣け、チビ助、今ならお姉さんが背中貸してやる』

俺は声は抑えながら泣いた。

ーー田中かなた？sideーー

笑怖かったよな。チビ助。

よく頑張ったよ。

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影浦雅人side

田中？『おーい、チビ助、起きろ』

ん？俺寝てたんだ。

影浦「ここは？どこだ」

田中？『さぁ、どこだろーね』

影浦「！お前」

田中？『ウソウソ笑チビ助、私の家だ。座りな。今から手当するから』

こいつの家？なんでだよ

影浦「お前の家？なんでだよ」

田中？『そんなボロボロで家に帰ったらお母さん心配するだろうが』

たしかに。今の俺は怪我しまくりだった。母さんに怒られる。

田中？『あ、その前に風呂に入ってこい』

は？風呂？

影浦「いーよ、別に」

田中？『ダメでーす。はよ入ってこい。もしかして私と入りたいか？』

影浦「チッ、分かったよ」

俺はこいつの言う通り、こいつの風呂に入った。

田中？(やけに素直だな笑)

影浦(痛！染みる！！でも、あったけぇーな、)

田中？『お湯加減はどーお？』ｶﾞﾗｯ

影浦「！おい！覗いてくんなよ！！」

田中？『なはは！ごめんごめん、君は思春期だったな笑』

影浦「うぜぇー早く出ろ！！」

田中？『ハイハイ、服こっちに置いてるからね？』

影浦「チッ」

人の風呂勝手に覗くか？普通

影浦(はぁ〜、もう出るか)

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