検索窓
今日:6 hit、昨日:11 hit、合計:133,097 hit

No,32 ページ44

涼介「……何が良い、好きに選んで良いぞ」

A「では‥‥‥食べ過ぎるとあれなのでサラダで良いです」

僕がそう言うと、涼介さんは不満そうな声で言った。

涼介「そんなんで腹は膨れねえよ」

好きに選んで良いと言ったのに‥‥‥。

A「‥‥‥膨れますよ。貴方みたいな巨人と一緒にしないでください」

あ、つい、雅さんに言うみたいに言ってしまった‥‥‥。

涼介「お前変わったな。この前だったら“膨れますよ”だけで終わってたじゃねえか」

なんでこの人が喜んでるんですか‥‥‥喜ぶ要素ありましたか?

A「‥‥‥雅さんのおかげかもしれませんね」

そう言った時に注文したサラダが届いた。

涼介「それとお前、会長のこと雅さんって呼ぶんだな」

無意識に外で雅さんって言ってしまった‥‥‥暫くは家でも会長って呼ぼう。

しかも、涼介さんは結婚のこと知らないけど、僕たちが付き合ってる事は知っている。

A「まぁ、信用できる人なので‥‥‥それより、どうしたら許してもらえますか?」

涼介「会長が好きな料理とか、好きな物とか、あげたら良いんじゃね?」

涼介さんはステーキは爆食いしながらまともな事を言うと、気持ち悪いくらい面白いんですが。

A「洋食料理は出来ないんです‥‥‥和食ならいけるんですが。好きな物は知りませんし」

よくよく考えると、僕雅さんのことあんまり‥‥‥いや、全くと言って良いほど知りませんね。

誕生日も知らない。好きなもの、嫌いなものは知らない。趣味も知らない。
うわぁ、知らない事だらけです。

涼介「‥‥‥お前それ、本当に好きか?」

A「‥‥…す、す、好きですけど‥‥」

地味に恥ずかしいな。

涼介「まぁ、お前からのプレゼントなら何でも、喜んで貰うだろ」

A「じゃあ、涼介さんが僕から貰って嬉しいものはなんですか?」

そう言うと涼介さんは、気難しそうな顔で言った。

涼介「そりゃあ、お前自身だわ」

A「‥‥‥ちょっと、今日は帰ります」

涼介「いや、冗談に決まってんだろ!アホか」

帰ろうとしたら、涼介さんに腕を掴まれた。

A「そう‥‥‥ですか。で?」

涼介「本音はあれだが、大体の男はそうだと思うぞ」

A「‥‥‥涼介さんに連絡したのが悪かったです。他の人探します。眠いですし」

お金を出して、スタスタとお店を出た。



A「うん‥‥‥帰ろ」

寒い、羽織るものを間違えたかもしれません。

No,33{更新遅れてすみません}→←No,31



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定タグ:逆ハー , 男主 , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アルル - 氷狐さん» ま、マジですかww良いですよね〜高尾山、登りやすい!って私何語ってんだ‥‥ (2018年4月24日 20時) (レス) id: 4302667575 (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - 高尾山知ってるwww遠足で行くかもww (2018年4月24日 20時) (レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
アルル - 良いですね♪今度やってみます(*゚▽゚*) (2018年4月7日 16時) (レス) id: 9102c4653b (このIDを非表示/違反報告)
すとぷりのころちゃんが好きな僕(プロフ) - アルルさん» そうですな…(´`*)ウフ 番外編…お花見とか…? (2018年4月7日 15時) (レス) id: e145b0bf95 (このIDを非表示/違反報告)
アルル - すとぷりのころちゃんが好きな僕さん» 気が合いますね…(・-・*)ヌフフ♪ 番外編のリクエストとか、ありますか?あったら教えて欲しいです……壁|ョ。・`ω・。) (2018年4月7日 15時) (レス) id: 9102c4653b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アルル・エリ | 作成日時:2018年3月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。