【男主】車椅子な僕と人気者な君達【 BL 】

No,1 ページ3

今日からまた学校だ。
今は車の中で送ってもらって居る。

母「一人で大丈夫？いつでも頼ってね」

だが、両親がとても心配している。

理由は、寮生活になるからだと思う。

A「お母さん、僕は大丈夫です。心配しないでください」

母の顔が悲しさに溢れている。
僕がまた敬語を使ったからだと思う。

運転手「着きました」

着いたのか……僕的に人に見られるのが嫌だ。
でも、この姿では仕方ない。

ガチャ

執事「どうぞ」

A「ありがとうございます」

案内されながら、外に出ると。人が僕をみてくる。
当たり前、でも慣れない。

たまにこう言う声も聞こえる。

「あの子、怪我してんのかな？可哀想」

僕は怪我なんかしてない。
でも、そんな声に慣れた。

A「行ってまいります」

母「気をつけてね」

A「はい」

職務室の場所がわからない。仕方ないから聞くか。

黄緑色の髪色の男に話しかけた。

A「すみません」

？「どうしたんだ？あ！押して欲しいのか？」

違うんだけど、しかも馴れ馴れしい。

A「職務室の場所どこですか？」

？「お？転校生か！案内してやるよ！」

ルンルンしながら言ってきたが、

案内じゃなくて、場所を教えて欲しかった。

A「場所だけ教えてくれたら、一人で行きます」

？「え〜、冷たいな〜。案内ぐらい良いじゃん！『怪我人』なんでしょ？」

……怪我人

僕は怪我人じゃない。めんどくさいから訂正はしない。

A「はぁ、案内してください」

？「ため息！？ひどい！案内するけど」

するならするで、さっさとしてほしい。









廊下にいるんだけど、この人何者？

「あ！王様が歩いてる！やばいな！イケメン！」

「うわぁ！かっこいい！」

てか、ここ男子校ですよ。

？「おい！テメェ！何フラフラ歩いてんだ！」

黒色の髪色の人が来た。

？「いや〜、可哀想な子を案内してたんだよ〜！許して！」

？「あ？瑠衣！テメッ！？こんな子を誘拐でもしようとしてたのか！？」

瑠衣？「違うよ〜！ね？ね？」

どうやら僕に聞いてるらしい。

A「職務室はどこですか？って聞いたら、ここまで連れてこられました」

？「あ？お前！職務室は反対だ！」

瑠衣？「やだな〜、ミチニマヨッタダケダヨー」

騙されたのかもしれない。

？「俺が案内してやる。俺の名前は石川 優斗だ」(イシカワ ユウト)

A「あ、僕は橘Aです」

僕はめんどくさい人達と会ってしまったかもしれません。

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