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No,27 ページ39

姉「え‥‥‥? A?」

姉さんは席を立ち、僕の所まで来た。

A「姉さん‥‥‥」

先生「あら、姉妹だったの?」

ビックリしたように、口を押さえてあら〜、偶然ね〜。とか言っている。

姉「先生、この子は男の子です」

僕のコートをバッと広げて制服を見せた。

先生「‥‥‥ホ、ホントに?」

A「はい、僕は姉さんに用があって来たんですが‥‥‥」

先生「ご、ごめんね〜。じゃあ授業してるから、話してて良いわよ」

廊下で姉と二人っきりになった。

A「報告があるんです‥‥‥」

実は姉は同居する事も、結婚する事も知らない。

姉「何?彼女でも出来た?」

A「結婚する事になりました‥‥‥一ノ瀬グループの社長さんの息子の雅さんとです」

姉は口をパクパクさせながら、何も言えないような顔をしていた。

姉「‥‥‥自分で決めたの?」

A「はい」

姉「おめでと!良かったじゃん!でも、私より早く結婚するなんて‥‥‥思わなかった」

かすかに涙声‥‥‥しかも震えている。
なんとも言えなくなって、一刻も早くここから逃げ出したかった。

A「では、僕帰ります」






A「遅くなり、すみません。出来るだけ急ぎでお願いします」

運転手「はい」

間に合っても、4時限目ですね‥‥‥。



運転手「着きました」

A「はい、帰りもお願いします」

門をくぐろうとすると、門に人が立っていた。

雅「おい。どこに行っていた」

うわ‥‥‥雅さんだったんですか‥‥‥。

A「姉の所に挨拶をしてきました」

雅「じゃあ、俺も連れてけば良かっただろう」

上から目線で睨むのやめてください。怖いです。

A「それでは、姉が無理してしまいます」

雅「昔の事、調べた。まだ引きずってたのか?姉から告白された事」

そうです。僕は姉にも兄にも告白されましたよ。
兄がいなくなった時、僕が姉から告白されて、振った。

しかも、姉は心残りがあるらしいですし、まぁ、それは噂話ですけど。

A「うるさいです‥‥‥僕もそこまで引きずりません」

雅「そうか‥‥‥衣装合わせ、何回でも付き合ってやるよ。
無理とは言わせないからな。俺はここで何時間待たされたと思ってんだよ」

自分が勝手に待ってただけじゃないですか‥‥‥
しかも、こんな薄着でフラフラしてるのが悪いと思いますけど。

A「わかりました。何着ですか?」

雅「合計で百はあるな」

うわぁ、本気で怒ってるし、この人‥‥大人気ない‥‥。

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アルル - 氷狐さん» ま、マジですかww良いですよね〜高尾山、登りやすい!って私何語ってんだ‥‥ (2018年4月24日 20時) (レス) id: 4302667575 (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - 高尾山知ってるwww遠足で行くかもww (2018年4月24日 20時) (レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
アルル - 良いですね♪今度やってみます(*゚▽゚*) (2018年4月7日 16時) (レス) id: 9102c4653b (このIDを非表示/違反報告)
すとぷりのころちゃんが好きな僕(プロフ) - アルルさん» そうですな…(´`*)ウフ 番外編…お花見とか…? (2018年4月7日 15時) (レス) id: e145b0bf95 (このIDを非表示/違反報告)
アルル - すとぷりのころちゃんが好きな僕さん» 気が合いますね…(・-・*)ヌフフ♪ 番外編のリクエストとか、ありますか?あったら教えて欲しいです……壁|ョ。・`ω・。) (2018年4月7日 15時) (レス) id: 9102c4653b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルル・エリ | 作成日時:2018年3月28日 21時

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