私の大好きだった家族

私の大好きだった家族19 ページ19

椿サイド
藍「君達さぁ、本当に楓の事信じてたの？」
「言われて見れば俺は絵麻の事ばかりを見て楓を見ようともしなかった。それなのに楓に家に帰って来いなんて、都合がよすぎる。俺はなんてバカなんだ。」
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梓サイド
「美風藍の言った言葉は正しい。僕達は楓をさんざん傷つけたのに帰ってきてなんて僕達には言う権利がないのに.....」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿藍サイド
楓「藍もういいよ。この人達は私を家族だと思ってないから。
本当は仲直りをしに来たんですが。
もうたくさんです。今までたくさんの愛をありがとう朝日奈さん」
ガチャ「扉が開く音」
美「楓、帰るの？」
楓「はい。すいません美和さん。」
美「もう、母さんと呼んでくれないのね。」
楓「はい、だって私は要らないと思いましたから。」
「美和が兄弟達を睨み付けている」
美「貴方達、楓に何をしたの」
美「あぁ、すいません少しだけ事情を教えて下さい。カルテット ナイトさん」
藍「はい。春歌は楓を追って。」
春「はい。」
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美和サイド
美「で、楓に何をしたの」
風「僕と祈織が話すよ。」
祈「母さん、楓は最初は絵麻さんが来てとても喜んでいたんだ。でも、一週間ほど経ったら
絵麻さんに椿兄さんと梓兄さんがこう言ったんだそれは「俺、絶対楓より絵麻のほうが良いわ」って梓兄さんは「それは僕も思った」って
そしてその夜、楓は僕の部屋に来てこう言った
私の居場所はどこにもないって。その顔はとても悲しい顔をしていたんだ。
次の朝、楓は挨拶をしていたけど皆に無視されたんだ。それが家出する前までずっと続いたんだ。」
藍「それがこのメールです。」
「そこには、苦しいやもう嫌だなどのメール文だった」
風「僕は楓姉さんに守ってあげられなかった。」
祈「風斗のせいじゃない悪いのは絵麻さんを含めた兄弟全員だよ。」
「すると電話がなった。」
春「楓さ..んが今トラックに跳ねられました。」
藍「跳ねられた...嘘でしょ」

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