《wrwrd》偽りの愛でも受け止めて《合作》 (ページ38)

今日:5 hit、昨日:11 hit、合計:1,804 hit

第三十四話《りぃふ》ページ38

ん～…。眠い…。もう少しだけ寝たい…。

そんな私を邪魔するかのように再び鳴り始めたアラーム。

まだ時間的には寝れるみたいだが、私はベッドからむくりと起き上がった。
そして、零付たちの寝ている部屋を見に行った。

涼杏姉はまだ寝ていた。寝顔かわゆ…()
零付はというと、もう出発してしまったみたいだ。早いな。…見習わなきゃ。

まだ時間に余裕がありそうだったので、私はとりあえず最低限の身支度を整え眼帯をした後、近くのコンビニに急ぎ走っていった。

＿＿＿コンビニにて。

店員「いらっしゃいませー」

店に入ると、店員さんが眠そうにあくびをしていた。朝からおつかれ様です…。

私はどれにしようかと目をあちこちに配らせていた。そして、これにしようと思い、手を伸ばした時。

「「あっ」」

誰かと手が重なってしまったみたいだ。少しばかりゴツっとした感じの手だったため、男の人だと思う。

私は「ごめんなさい」と頭を下げた。
ぶつかってしまったであろう男の人は「ん、こっちこそごめんな」と言った後、

「それにしても奇遇やなぁ。名前は？」

と聞いてきた。

どこか聞いた事のある声…。それが思い出せず、私は頭をあげ、「かんな…」と言いかけた。

が。

その男の人とはいつものアイツ、コネシマだった。

私は目を見開いた。そして、いつのまにか、自分の口から「巫、です。」という言葉が出てしまっていた。

kn「巫？…冬磨？」

コネシマは1番口にして欲しくなかった言葉を口にし、こちらをジロジロ見つめた。うわ、やばいよっ。巫家で唯一眼帯をしているのは私。冬磨だった。

何故だか、自分の口から勝手に言葉が出て行く。

冬磨「あ、あのねっ！巫冬磨の姉、なんですよね～！知ってます？あはははは…」

そんな事を言う私は呆然とした顔で見つめる彼。

あぁ、終わった。人生おしまいだ。
こいつに全部バラされておしまい。

さよなら、私の青春生活。

そんな私に彼は口を開く。

kn「…そうだったんやな！どうりで似てると思ったわ～w」

冬磨「へ…。……あ、そうなんですよ～！この眼帯も弟のマネでっ！」

kn「そかwwんじゃ、俺そろそろ行くわ。冬磨によろしく言うといて。」

彼はそういってレジの方に向かっていった。私も少したった後、レジでお会計をし家に向かった。

そしてその後は、コネさんが迎えに来てくれた後私は男、として学校に向かっていった。