《wrwrd》偽りの愛でも受け止めて《合作》 (ページ35)

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第三十一話《りぃふ》ページ35

お風呂場からあがり、私は部屋に戻った。

零付はどうやら深く眠っているみたい。私は零付を起こさないよう、そっと部屋に向かった。
零付に毛布がかかってんのは多分、涼杏姉だよね。

相変わらず、気が利くし優しい。私なんかとは大違いだ。

スマホの画面を見てみると、コネさんからの連絡が。少しばかりワクワクしつつも不安だったが、心の準備というものをし、見た。

コネシマよ。今暇?

冬磨え、暇。なんで?え?

いきなりという事もあったため、少し動揺してしまった。それを示すかのように表示された文字。

その後、「電話するわ。」という声が聞こえ、すぐに携帯電話が鳴り出した。

冬磨「もしもし…」
kn「ん、もしもし。…そういえばさぁ、今日出された課題終わった？」

冬磨「え？…あぁ、うん。終わった。…え、まさか。」

kn「うわ、するど～wそうや、課題見して？w」

冬磨「は。え。…おい。嫌だわ、自分でやれ！」
kn「ほーw…今日ぶっ壊したやつの2つ目、先生に言うかw」

冬磨「う、え、うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！！やだっ、やだよ！うぇぇー…」
kn「何、その女みたいな声w」
やばいやばい、いろいろとヤバイ。
女っていうのバレそう。ぶっ壊したのもバレる。

冬磨「はいはい、見せますよぉ…」

渋々言った私に、knさんは満足そうに笑いあげた。
最低だな、こいつ！要注意人物だ。

会話をしている内に、なんだか眠くなってしまった。私は、「また明日ね。」と言い電話を切ろうとした。

「明日、お前んち行くわ。」と聞こえ電話は切れた。

あぁ、気のせいだと思いたい。