《wrwrd》偽りの愛でも受け止めて《合作》 (ページ27)

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第二十四話《すず》ページ27

涼杏視点

涼杏「やっと授業終わった…」

疲れたわ…
そう言って私は座った背伸びをする

女子「涼杏くーん！今日一緒に帰らない？」

今日の質問タイムで話聞いてなかったの？
シャオさん一緒に帰らない？って言ってたじゃん…

涼杏「あー…ごめんね？僕シャオさんと一緒に帰る約束してたんだ、またいつか一緒に帰ろ？」

女子「わかった！また帰れる時に言ってね！」

そう言ってその女子は他のグループに戻っていった
しつこくない女子で良かった

sha「涼杏、帰るで～」

涼杏「あ、うん、分かった」

そう言って鞄を持ちシャオさんと帰った

その時後ろから陰口みたいなのを聞こえた

「あの子って転校生だったよね？」

「転校生の癖に生意気じゃない？」

「シャオロンくんと一緒に帰っちゃって…」

「私達でもシャオロンくんと一緒に帰れなかったのに」

「あの子女顔みたい」

私は思わず顔を歪めた
シャオさんもあの声が聞こえたのだろう
怒りに満ちた顔をしていた

sha「あいつらッ！」

涼杏「いいよ、シャオさん」

こんなことでシャオさんを巻き込みたくない
そう思い私はシャオさんの手を引いた

シャオさんの顔をチラッと見ると悲しそうな顔をしていた

涼杏「そんな顔しないでよ…w」

sha「…涼杏って溜め込むタイプなんだな」

涼杏「よく言われる…ほらこんな暗い会話はせず笑うような会話をしようよw」

sha「…おう！」

シャオさんは笑ってくれた
良かったわ…
シャオさん…笑ってくれないとなんか罪悪感が湧くわ…

それから沢山面白い話をしてとうとう分かれ道にあった

sha「俺…こっちやわ」

涼杏「じゃあ別れるんか…今日は一緒に帰ってくれてありがとう！今までよりも楽しかったわ！」

sha「なら良かったわw」

今の言葉は本当
いつも一人で帰ってたからかな？
本当にいつもより楽しかった

涼杏「じゃあまた明日！」

sha「明日な！」

そう言って私達は別れた
明日が楽しみだな