竈門炭治郎〜うざいけど好き ページ1
「たんじろ〜！一緒に遊ぼー！」
鍛錬中だと言うのにずっとこの調子だ。
なんだか善逸が一人増えたみたいで…微笑まし…可愛い…鬱陶しい物を感じる。
「ろくじゅういち！ろくじゅうに！」
「何で無視するの！？私の事見えてないの？ねぇねぇ！遊ぼーよ！遊ぼー！」
耳元で叫んできた。
彼女が近付くと甘い香りが鼻に伝わってきて
「悪いけど、Aさん…俺は今鍛錬中だから他の人を当たってくれないか？」
「えー？」
本当は彼女がこっちに来たら顔を直視できないだけだけど、恥ずかしくて見せられない。
「…ごめんなさい。迷惑だったなら何処かへ行くね？また明日…あーあ。今日は大好きな君と居たかったのになぁ」
これだから彼女は苦手だ。
人の心を弄ぶみたいにして、俺を子供だと思って。
そんな悲しそうな表情して、ほっとける訳ないじゃないか。
「…いや！」
「ん？」
「俺は…、今鍛錬中だから遊べないけど、邪魔しないって言えるなら一緒にいても構わない」
多分こう言ってくれる事なんて最初から分かってたんだろう。
でも、
今日ぐらい思い通りにさせてやっても良いだろう。
「やったぁ！炭治郎君大好き！絶対邪魔しないって誓うね！」ｷﾞｭ
「…やっぱり行ってもいいよ。」
「本当は嬉しい癖に？」
「嬉しくないよ」
「嘘だ」
嘘だけど。
可愛いし、一緒にいると楽しい。
好きって感情を持つ事自体は
案外簡単なのかもしれない。
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迷走してる…炭治郎ってこんなだっけ…
批判コメントは心が壊れるからやめて欲しいな
m(_ _)m
続く
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作者名：可夢偉 | 作成日時：2020年1月19日 23時
