「恋」って…

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ちょっと中間報告だけして帰るつもりやったのに、事務所行ったら「社長は買い出し行きましたよ〜」なんて言われて文一くんが帰ってくるの待ってたら結構時間が経ってしまってた。






約束してるのに外出ちゃう自由なところが文一くんらしいけどな〜(笑)






なんて呑気なこと考えてる暇やなかった！





康二待たせとるんやし急いで帰らな！



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「ただいま〜！遅なってごめんな！」




出来るだけ早歩きで帰ってきて玄関からそう声をかけてもなかなか康二の声が返ってこない




待ちくたびれて二度寝とかしちゃったらどうしよう…なんて考えながら家の中に入っても康二が見当たらない





「ほんまにどこ行ったんやろ…」




そう思ってふと俺の部屋の方を見ると扉が少し開いている






え、もしかして俺の部屋…？






俺の部屋なんて康二が入ってるところなんて見たことないしな…なんて思いながらドアを開けると、こちらに背を向けたままの康二が立っていた





「…康二？どうしたん？」







声をかけると振り返った康二の手には茶封筒が握られていた

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