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しばらく雨宿りしていると2人が出てきた。
向井康二は家まで彼女を送る気はないらしく、ホテルの前でタクシーを呼び、彼女だけを乗せて見送っていた。
彼女が去ったことを確認してから、俺は彼に会いに行く。
身体を雨に濡らしながら。
彼のもとへ近づくと、次のタクシーを呼ぼうとしていた。
「あ、あのっ…」
わざと身体をびしょ濡れにし、声をかければ無視をされることはない。
「ん？って、え！？お兄さんどうしたん？？びしょ濡れやん！」
彼は驚いて俺のことを見てくれて、目が合った。
うわあ、近くで見るとほんまかっこええわ…
なんて考えてたら、彼は不思議に思ったのか、
「お兄さん？？大丈夫？？…あー何かあったとか？傘とか持ってないやんな？」
次から次へと心配してくれる彼。
頭の中で複数考えていた言い訳の中から選び抜く。
「あの…俺っ、帰るとこ無くなっちゃって…お兄さん、この辺の人ですか？」
「あ〜うん、まあそんな遠くはないけど…」
「お金もあんまり無いから、なんか安く泊まれる場所とか知りませんか？？…くしゅんっ」
雨のせいで弱ってる感が自然に出る。
困った顔に泣きそうな声、そしてダメ押しのようにクシャミまですれば…
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「…とりあえず、うち来る？」
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ほら、引っかかった。
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Ra in(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2018年4月11日 23時) (
レス) id: 7ecbac32f8 (このIDを非表示/違反報告)
わんだーらんど(プロフ) - まさかるたこじの話を読める日が来るなんて...！りんりんさんの小説めっちゃ好きです！いつも更新楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2017年9月11日 18時) (レス) id: 2d0d492874 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - るたこじ読めてすごくうれしいです！更新がんばってください！楽しみにしてます！！ (2017年9月9日 23時) (レス) id: 287df002af (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 新作すごく嬉しいです♪またまた続きが気になります。これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年9月7日 22時) (レス) id: ff1125fc82 (このIDを非表示/違反報告)
柚月(プロフ) - 新作待ってました！更新頑張ってください！今回もめっちゃ楽しみにしてます！！ (2017年9月7日 19時) (レス) id: 1baee647f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りとます | 作成日時：2017年9月7日 19時
