「恋」って…

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「…そんなん出来ひんから困ってるんやんか…」





「でも龍太には１週間しかないんやろ？


いろいろ考えて何も出来んかったら絶対後悔すると思うで。


もう依頼とかそういうの全部忘れて思いっきりアタックしてみ？


俺に言われても嬉しくないかもしれへんけど、龍太可愛ええんやから自信持ち？」






…確かに





濱ちゃんの言うとおりかもしれん





とりあえず当たって砕けろ精神でアピールしてみようかな…





「ん。わかった。

濱ちゃん、俺頑張ってみる！」





俺がそう言うと濱ちゃんは嬉しそうに笑いながら俺の頭をグシャグシャと撫でながら、



「人を好きになるのはええことやからね？


たくさん恋を楽しんだらええよ。




…ダメやったら俺のとこおいで？





俺、龍太やったらいつでも大歓迎やからな？？」







なんて優しい笑顔で言われた





いつもこうやって優しい言葉かけてくれる濱ちゃんになんでいつまでも彼女が出来ひんのか不思議や…






「はいはい。そんな冗談ええから！



でもありがとう。



また報告するな！！」






アタックすると決めたからには早速康二のとこ戻って夜ご飯作ってあげな！



男は胃袋から掴めって言うしなぁ




頑張るぞ！と意気込んでた俺は生き生きと帰る俺を見て







「…冗談なんかやないねんけどなぁ」







なんて寂しそうに濱ちゃんが呟いていたことなんて全く気付いてなかった

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