34:柱稽古を受けよ#蟲柱編�� ページ35
＊
「いいですかAさん！全集中の呼吸は隊士ならばできて当たり前のことなんです！呼吸ができなければ鬼の頸を斬ることはできないんですよ！」
胡蝶の言葉にAが紙と筆を取り出して、サラサラと書き始める。
【さいあく、眠りの刃で眠らせて日輪刀で斬るってのはどうですかね？】
「どうですかね？じゃないの！それにばかり頼らなの！下弦の鬼を倒せたからといって毎回そううまくはいかないのよ！」
【じゃあ。篠笛を鬼に聞かせて、その後眠りの刃で眠らせて日輪刀で斬るってことで】
「いや意味わかんないんだけど！それ篠笛吹いてる間に殺されるじゃない！眠りの刃からいったん離れなさい！あと篠笛も禁止！」
【なら、ホラ貝を…】
「ホラ貝をどうするのよ！？もっと真面目に考えなさい！」
【鬼を殺せる毒で爆弾を造る手もありますが】
「ああごめんなさい。あなたに真面目にというのは無理な話だったわ。聞いた私が馬鹿だったわね。まずは卑怯な手は使わずに己で努力することから始めなさい」
【卑怯も恥だが役に立つってね】
「言わないから、そんなことわざがあってたまるか」
胡蝶がAの頬をビヨーンと伸ばして力いっぱいにつねる。
穏和な胡蝶がここまで感情的に怒りを曝け出しているのは珍しかった。
見慣れない光景に戸惑う隊士達の後ろで、胡蝶の継子であるカナヲも目を丸くしていた。
「(師範が怒ってる…カナエ姉さんがいたときみたい…)」
＊
35:柱稽古を受けよ#蟲柱編��→←33:柱稽古を受けよ#蟲柱編��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
下野岸(プロフ) - たこさん» ありがとうございますぅぅぅ！兄貴いいですよね(o^^o)糧だなんて！そんなこちらこそその言葉を糧に生きていきます！更新頑張りますね！続編もお読み頂けたら幸いです！ (2021年2月15日 20時) (
レス) id: 89e4f77b3f (このIDを非表示/違反報告)
たこ - とってもおもしろいです！兄貴が大好きなのでこの作品を糧に仕事頑張ります(´;ω;｀)更新頑張ってください！応援しています！ (2021年2月15日 19時) (レス) id: 00aa00b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
下野岸(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです(TT)更新がんばりますので、こちらこそよろしくお願いします！素敵なコメント本当にありがとうございました！ (2021年2月5日 23時) (レス) id: 89e4f77b3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - とてもおもしろいです！煉獄さんのキャラが新鮮でおもしろい！続きが気になります！！これからも更新頑張って下さい！ (2021年2月5日 22時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：下野岸 | 作成日時：2021年1月19日 8時
