10:柱の審議にかけられる�� ページ11
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Aに向けて、手を合わせながらじゃらじゃら数珠を鳴らしてお経を唱える悲鳴嶼。
審議どころかAの存在も忘れて、蝶々を追いかける時透。
冨岡は相変わらず離れたところで微動だにしない。
木に登っていた伊黒が降りて、Aに近づきながら物申す。
「信用しない信用しない。眠りの刃など聞いたことがない。そもそもお前自体しんよー…Z Z Z」
刀を持っていたAがうっかり手を滑らせてしまい、刃がコツンと伊黒に当たってしまった。
気持ち良さそうに眠る伊黒をみて。
柱『(本当だったんだ…)』
と、柱達(時透以外)は信用せざる得なかった。
その時だった。
「よう餓鬼ィ！昨日は随分な歓迎をしてくれたじゃねぇか。お返ししにきてやったぜ」
頭に包帯を巻いた不死川が、顔の血管を浮かび上がらせて現れた。
不死川がAの胸ぐらを掴み持ち上げると、そのまま下に叩きつけた。
「新入りがふざけやがって。喧嘩してぇなら真っ向からこい。卑怯な真似すんなや」
Aがあいたたた…と上半身を起こす、鼻血を流しながら筆を取るとサラサラと書き始めた。
【昨日はごめんね。投げた石が戻ってきて当たっちゃって、悪気はなかった】
ありのままを書いたA。
それを見た蜜璃が顔を隠してグフゥと笑う。
「なんだァ？不死川が勝手にやられただけかよ。派手にアホだな」
「少女に敵意はなかったと！うむ！それなら納得がいく！騒いだ不死川が悪い！」
宇髄と煉獄が言って。
「Aちゃん…不死川さんの勘違いで裁判にかけられて、殺されそうになるなんて…可哀想だわ」
「Aさんも謝ってるんですから、不死川さんも謝った方がいいんじゃありません？」
冷ややかに不死川をみる蜜璃と胡蝶。
「………………」
軽蔑した目でみながら、不死川からちょっと距離をとる冨岡。
時透は捕まえた蝶々を指に乗せて、てなづけていた。
「………っ！」
ワナワナと震え出す不死川が、顔を真っ赤にして叫んだ。
「なんで俺が責められてんだよ！！元はこいつのせいだろうが！！」
【素直になろう。ファイトだお】
「やかましいわァ！！腹立つんだよテメェは！！」
パァンとAの頭を紙で叩く不死川。
すると悲鳴嶼が不死川の肩にぽんと手を置いて一言。
「不死川。いい子だから、謝りなさい」
「………………ﾁｯ｡悪かったよ…」
両者、(一応)和解！！！！
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下野岸(プロフ) - たこさん» ありがとうございますぅぅぅ！兄貴いいですよね(o^^o)糧だなんて！そんなこちらこそその言葉を糧に生きていきます！更新頑張りますね！続編もお読み頂けたら幸いです！ (2021年2月15日 20時) (
レス) id: 89e4f77b3f (このIDを非表示/違反報告)
たこ - とってもおもしろいです！兄貴が大好きなのでこの作品を糧に仕事頑張ります(´;ω;｀)更新頑張ってください！応援しています！ (2021年2月15日 19時) (レス) id: 00aa00b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
下野岸(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです(TT)更新がんばりますので、こちらこそよろしくお願いします！素敵なコメント本当にありがとうございました！ (2021年2月5日 23時) (レス) id: 89e4f77b3f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - とてもおもしろいです！煉獄さんのキャラが新鮮でおもしろい！続きが気になります！！これからも更新頑張って下さい！ (2021年2月5日 22時) (レス) id: 89f8187042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：下野岸 | 作成日時：2021年1月19日 8時
