実は私、妹なんです。

変なこと ページ37

無事にメジャーデビューし
初めてのリリースイベントが決まった。
と言っても、もちろん告知を最近した
というだけで イベントはリリースと同時期から
決まっていたのだけれど...

事務所はお兄ちゃんたち浦島と同じ所だから
分からない事はお兄ちゃんに聞いてね〜なんて
スタッフさんからも言われたがもちろん聞かない()
今日も聞きたいことがあり事務所へ向かうと
スタッフさんからファンレターもたくさん
届いているから持ってくると言われ
ひとりで会議室で待っていた。



スタッフ「お待たせー、はい！多いから
簡単にだけど大きめの箱に詰めちゃった、笑」


「わ...こんなに..本当にこれ全部私宛ですか、？」


スタッフ「疑わないのｗｗちゃんと宛先毎に
受付さんが分けてるし、その後も各部署で
ちゃんとチェックして3回は確認してるから」


「びっくり...全部持って帰ります
箱ごと貰ってもいいですか？」


スタッフ「いいよ〜その箱新しく買って
そのままあげようと思って可愛いのにしたから笑
好きでしょ？そのずきんかぶったうさぎ」


「はい笑 ありがとうございます！」


スタッフ「あ...持って帰るの大変だったら
あそこの集団にでも頼みな？笑」


「へ？」



スタッフさんが指差す方向を扉のガラス越しに
確認するとこっちを見ながらにやにやしている
小さい人間と手を振ってくれた優しい3人組が居た。



う「え、俺この後しご...いや、ないわ」


さ「いや、うらさん仕事やで？なに言うてんねん」


う「...坂田、代わりに頼む」


さ「いやいや ほんまに妹に全力すぎやてｗｗ」


し「俺らが責任持って家まで運ぶし
送り届けるから大丈夫やって」


せ「多分うらたん的にはそこじゃなくて
ただ単に自分だけ行けないのが嫌なのではｗｗｗ」


し「あ、そういう事ぉ？！！笑」


「..子供じゃないんだから...ちゃんと仕事して」



それでも若干の駄々をこね続ける兄を
蔑んだ目で見ると、さすがにやばいと思ったのか
お兄ちゃん頑張ってくると自分に言い聞かせながら
私たちとは反対方向へ1人だけタクシーで行った



し「じゃあ、Aん家行こかー
俺なんやかんや初めてや、行くの」


さ「そっか！前はまーしぃ以外の3人が
Aちゃん家に行ったんやったな〜」


せ「ほい、おまたせ〜乗って」




センラさんの車に乗り込み4人で私の家へと向かい
着くや否や私の荷物をほぼみんなが持ってしまって
私は手に持っていたスマホだけを持って車を降りた

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