実は私、妹なんです。

.( 誤字訂正 ) ページ28

し「まって、俺考えたい」


せ「寝起きですぐノリノリやんか」


し「....あいつきっと起きひんからこっそり
一緒の布団入って抱き着いて寝たふりして
俺とセンラさんで、坂田お前それやばいって..って
言って起こすんとかどう？」


せ「いや、ありだけどAちゃんはどうなの
坂田に抱き着くとかそういうんは嫌やろ？」


し「あ、そうか」


「....正直な話、恥ずかしさはないのかと言われれば
ありますけど兄が3人いて3人から抱き着かれる事
多いのでそれと同様だと思えば平気です、..笑」


し「あぁ、なんかあれやな、彼氏とかが
聞いたらちょっとショックというか...笑」


せ「兄のせいで異性に対しての免疫が
異常に強いが故の悲しい感じね？
あれやね、俺が姉が居るせいであんま
女性物の下着とかもなんか売り場とか
普通って思ってしまう感じね？」


「それです、笑」


し「ほんなら俺の案で行こう」




そしてところ変わってまたリビング。
お兄ちゃんは若干寝相が変わっているものの
まったく起きる気配はなし、
そして坂田さんはというと寝相も変わっておらず
相変わらずソファ側を向いて横向きに寝ている

志麻さんの合図で、そっと坂田さんが掛けている
布団をめくって中に入るも微動だにせず。
確認するためにチラリと志麻さんとセンラさんの方を
見つめると2人してものすごいにこにこしながら
抱き締めろと指示をしてくるのがなんだか少し面白い

お兄ちゃんよりも広い背中に少し緊張しながらも
思い切ってぎゅっと抱き着いてみる

.....反応なし、？
少し遠くでは若干しませんの2人が息をころして
騒いでる音が聞こえるものの坂田さんからは
本当になんの反応もない、深い睡眠のようだ。

それにしても、坂田さんの体温はお兄ちゃんよりも
高くてあったかくてぽかぽかする。
みんな同じ志麻さんの家のシャンプーやら
ボディーソープを使ったはずなのに少し違う
香りがするのは坂田さんの匂いなのだろう
これもお兄ちゃんとは違うものの安心する香り。
どっきりとかじゃなくて普通に眠れるんだが...
そう思いながらも一応寝たふりのために目を閉じる



それから少しして志麻さんの声が聞こえた



し「おい、坂田...坂田、」


さ「ん....」


せ「お前起きろってやばいよ、お前」


さ「んん、...なんよ、あさぁ、？」


せ「いや、朝？ちゃうわ、お前まじでやばいって」


さ「ぇ、....なにが？」


し「なにがちゃうよ、うらたさんに絶対
怒られるし下手したら解散危機やで...」


さ「え？.....っ、ぇ？！」

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