実は私、妹なんです。 (ページ23)

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そんな事を話しながらわーわーと
騒いでいるとドアが開く音がして
センラさんがお風呂から戻ってきた
さっきまでのふわふわとした酔っ払いの雰囲気は
すっかりなくなっていた

せ「風呂ありがとう〜〜」

さ「お、センラ酔い冷めたん？」

せ「逆上せて気持ち悪いわ」

し「吐くならトイレな？笑」

せ「大丈夫、アイス食べたい」

さ「なんやねんそれ笑
おれ風呂行ってくるわー」

「いってらっしゃい」

すっかり酔いが冷めたセンラさんは適度な距離を
保ってソファに座ると私に目線を合わせてくれた

せ「Aちゃんはアイス嫌い？」

「アイス好きですよ！お風呂上がりとかは
冬でも絶対にアイス食べます」

せ「分かるわ〜笑やったらアイス買いに行こか？」

「え、でもせっかくお風呂で身体あったまったのに
風邪引いちゃいますよ？大丈夫ですか？」

し「そもそもコンビニあるけどこの時間に
アイス買いに行くん？」

そう言われて時計を確認するとすでに
深夜も深夜 2時をすでにまわってきて3時近い
確かにこの時間に外に出るのは滅多に無い

すると突然誰かに身体全体を包まれた
といってもこうやって抱きついてくるのは
この中では1名だけなのだが、...

「...なんです？」

う「こんな夜中に外に出させるわけねぇだろ
アイス買いに行くならA以外が行け」

せ「なんでやねん..お泊まり会やからこそ
夜更かしして夜中に出歩いたりすんのが
楽しいんやんか〜〜」

し「てかアイスなら俺買ってあるけどね？
今度Aが家に来たらアイス食べる？って
言おうと思ってて、笑」

「そうなんですか？！あ...そうだ、
前にアイス好きってお話しましたよね笑」

し「そうそう、やから食べてええよ？
センラも食べ？選んでええよなにがいい？
チョコミントもあるで」

兄妹「「チョコミント！！！」」

し「兄妹そろってｗｗｗｗええよ、食べ？」

せ「Aちゃんも好きなんやねｗｗｗ
俺チョコがええねんけどこれええ？」

し「ん、ええよ、坂田は食うんかな？」

「食べるんでしたらみんなで食べたい...です」

どうせなら、みんなでお話ししながら食べたい
そう思ってぼそっと発言してみると
3人とも微笑んで頷いてくれた

し「ほんなら坂田待とうか」

せ「あいつ風呂早いからな」

う「髪乾かさねぇからな、笑」

せ「ほんまに乾かせって何度言うても
乾かさんよなーあいつ、笑」

「ふふ、ドライヤーさえ持ってきてくれたら
乾かすんですけどね...」

はい、地雷を踏んでしまったようです。