実は私、妹なんです。

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兄妹である事は秘密にしている
だから知らないのは当たり前では
あるのだが、なぜ兄はここに居るのか？

大体予想は出来る、ただただしっかり
録音が出来るのか心配だから来た。それだけ。
本当にうちの兄は心配性で事あるごとに
ラインを送ってきたり電話して来たりする
今回は着いてきてるなんて言われてないのに....



スタッフ「しゅねさん、すみません！
少しだけ確認いいですか」


「あ、はい！..すみません、今日はお願いします！」


し「ええよええよ、暇やからまたおいで〜」


「分かりました！笑 ちょっと行ってきます」






し「.....なんでそんなそわそわしてるん？」


う「え？」


し「いや、そわそわしてるやん？
しゅねの事そんな気になるん？笑」


う「気になんねぇよ、てかなんで呼び捨てなの」


し「え、ゲーム配信の時に呼び捨て許可貰ってん
なんで？笑 やきもちやん、うらたさん」


う「...ちげぇよ、ばーか」


し「どういう事なんｗｗｗ」







軽いミーティングを終わらせて楽屋のような
簡単な部屋に案内してもらった

荷物を下ろして椅子に座りため息をつく
とりあえずラインしとこうか....



Aなんでにぃにいるの?


にぃに心配だったから






....だと思った。

また自然とため息が出る
その瞬間部屋の扉をノックされて返事の前に
扉が開いてずかずかと見覚えのある人が入ってきた




う「...なんでまーしぃ呼び捨てなの？」


「突然なに...てか、いいの？こんな普通に話してて」


う「バレねぇだろ別に」


「そうかな....バレたらどうするの？」


う「俺は別にバレたって構わないし」


「私は嫌なの！お兄ちゃんの七光だなんて
思われたくないし.....」


う「....」


「...なに？」


う「....にぃにってなんで呼ばねえんだよ」


「....うるさい、！もうあっちいって！！ // 」


う「なんでだよ、てかもうデビューすんだから
七光もなにもないだろ別にお前はお前の力で
ここまで来たんだから胸張れ、にぃにが保証する」


「.........ありがと、お兄ちゃん、」


う「.....にぃに、」


「........」


う「無視はやめて？」





優しいんだか、誇れるんだか、分からないけど
私にとっては最高のお兄ちゃんです。

本人には言ってあげないけどね





し「うらたさーん？？」


う「んー！！待って〜...戻ろう」


「私も？」


う「当たり前だろ一人で楽屋に置いとけねぇ」


「....はぁ、分かった..」

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