実は私、妹なんです。

お泊まり会 ページ20

彼らのリーダーからの命令といえど
守れるわけもなくさらに酔っ払った
センラさんはふわふわした表情で
ソファに座った私の隣に移動し私のことを
見つめ始めた

実はこの3人とは初めましてではない
こっそり浦島のライブを何度か観に行かせて
もらっていたのでお顔は拝見していたのだ
だとしてもこんなに間近で見ることはなく
センラさんの小さなお顔と大きな目の整った顔
そんなに見つめられて どきどきしないはずがない



「...ど、..どうか、しました？ / 」


せ「んー？Aちゃんって
うらたんに似てへんなあって思ってん」


「似てないですか、？」


せ「うらたんはチベスナみたいに目キリッとして
細いやんか？でもAちゃんはくっきり二重で
目もくりくりでおっきいし、あーねでも口元はそっくり
あひる口やんか〜〜」


し「センラさん、うらたさんに怒られるで〜？
そんな近付かんの！Aも殴らなあかんよ？」


「いや、殴るだなんてそんなｗｗそれにこんなの
お兄ちゃんで慣れてますから...笑」



センラさんは喋りながらどんどん近付いてきたせいで
志麻さんに元の位置に戻された

お兄ちゃんで慣れてるとは言ったものの
さすがに心臓の音はうるさい
いくら兄で異性に耐性があったとしても
相手が酔っていたとしても、整った顔がどんどん
迫ってくるのは心臓に悪すぎる
まともにセンラさんの顔も見れなくなりつつも
志麻さんが間に入ってくれるからどうにか落ち着いた



せ「てかさっきから！まーしぃばっかずるいやん
呼び捨てで呼んでさぁ？！おれも呼び捨てがいい」


し「なんやねんそれ笑 Aに聞いたらええやん」


「え？笑 別に私は構いませんよ？
センラさんの自由に呼んでください」


さ「ほんなら俺も呼び捨てにしよっとーー」


せ「あぁ？！さかたお前ずっちーって！！
おれが聞いたのに横取りしたやんか！！！！！」


さ「横取りってなんよｗｗｗ酔いすぎやろ
お前いっぺん寝ろや」


せ「寝ぇへんわ、おれあれやもん
Aがちゃんと寝てから寝るもんおれ」


し「完全に酔っ払いやねｗｗ気にせんで？？
ここまで酔ってるの久しぶりやからきっと
Aと話せたのが楽しかったんやと思う」


「そうなんですか？..ならいいんですけど、笑」



その後は眠くなってきたのかだんだんと
静かになったセンラさんを面白がって
2人がいじめていた

もうどうしてもこのまま寝てしまいたいセンラさんと
風呂にだけは入れたいしまさかで格闘していると
お兄ちゃんがお風呂から出てきた




う「風呂さんきゅ、....次センラ風呂な？」

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