実は私、妹なんです。 (ページ19)

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配信後ページ19

配信が終わってからもテンションは
そのまま変わらず終電の事も忘れて
私たちは志麻さん家でゆっくり楽しんだ

「え？本当に終電おわってる」

さ「おれはわんちゃんタクシーで
帰れる距離やから平気やけど帰るんだるいわ」

う「一番遠いのAだよ、車で30分」

し「ほんなら泊まってく？かまへんよ」

「え？！いやいやご迷惑かけられないです！」

う「いや、今から帰すわけねぇだろ
俺も泊まるからAも泊まってけ」

いや、どういう理論？
本当にこの兄の脳味噌の思考回路はどうなってるんだ
さっき私のこと散々天然だと馬鹿にしたくせに
自分の方がよっぽど変な頭してると思う

でも、確かに正直今からタクシー呼んで帰って
お風呂入って洗濯してって考えるとだるいはだるい
本当にお言葉に甘えてもいいのだろうか....
そう思いながらチラッと志麻さんの方を見ると
ずっと私を見ていたのか目がバチっと合った

し「どうせこの感じやとみんな帰らんし
せやったらAも泊まってってくれた方が
俺的には嬉しいかな？泊まってく条件で
この後片付けを手伝う、でどう？」

「それだけで良いなら全然！
じゃあ...すみません、泊めてもらっていいですか？」

し「大歓迎！むしろ男4人もおってごめんな？笑」

「いえいえ、ほぼ実家にいた頃と変わりません笑」

し「あ、そうかｗｗｗ」

結局、その後もセンラさんと志麻さんのお酒が
進んでおひらきになったのは深夜1時近く

そこから後片付けをしてお風呂の支度やら
なんやらバタバタしていると
レディーファーストだと一番先にお風呂に
入るようにと4人から説得され申し訳なさで
いっぱいになりながらも先に入れてもらった

「..お先にありがとうございました、」

せ「わ〜、フリーのライブTシャツですら
ワンピースみたいになるんやなー」

う「おい」

せ「はい、すんません」

し「頂いたライブTシャツしかなくてほんま
申し訳ない...しかもたぶんそれ大きめで
作った試作品やから俺でもだぼっとした感じやから」

「いえ、普段のパジャマもだぼっとしたものに
夏だと短パンとかなので大丈夫ですよ？
むしろすみません、気を遣ってもらって...」

し「いやいや、俺が普段着てるのを貸すのは
流石に嫌やろうし兄セキュリティが厳しいからｗｗ」

う「とりあえず俺が風呂入ってる間
本当にお前ら一歩も動くな」

絶対に無理であろう要求を睨みつけながら
言い渡すとお兄ちゃんはリビングを去って行った