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相葉さんに手を引っ張られて帰宅する。
相葉「開けてみ？」
いや…自分の家だから勝手に開けますけど？そう言いたいのをぐっと我慢して玄関を開ける。
「…あの」
相葉「ん？」
あるはずの二宮和也と美来さんの靴がない。
相葉「さすがに人の家ではしないか！」ニコッとそう笑って当たり前の様に私より先に中へ入る相葉雅紀。
「……」
心の中で…本当にあの2人が私の家でコトに及んでたら…とか変な事を考えてたから拍子抜け。
相葉「お腹すいた！」
そうだよね…。
私が終わるの待っててくれたんだもん。
腹黒相葉雅紀の正体を知ったけど…。
「…すぐ何か作ります」
相葉「その前にお風呂借りていい？汗だく！」
そう言った相葉雅紀の額には確かに汗が。
今日は送って貰ったし、もう…遅いし。
その間にチャーハンとスープをサッと作る。
…しかし。
二宮和也は、本当に何を考えてるのだろう。
美来さんの気持ち知ってるなら堂々と相葉雅紀から奪い返せばいいのに。
って言うか！もう人のお世話所じゃない！！
44才になって、久しぶりに"恋"をしたんだ。
アイドル様達の恋路なんて関係ない！！
相葉「いい匂い！」
「飲みます？」
そう思いながらもアイドル様のお世話をしてる私を誉めてあげたい。
相葉「ご馳走さまでした！」
「あっちの部屋に布団引いてるからそっちで休んで下さいね？」
食器を片付けようと立ち上がったら、ぐっ！と腕を引っ張られて…その拍子で相葉雅紀の胸の中。
「…あ、の」
腹黒降臨中の相葉雅紀の至近距離…。
相葉「…ニノ、と、したんだよね？」
「……つ、きあってますから」まだその設定通じるのか？？
相葉「…あいつ、うまい？」
「……そ、れなり、だと」
相葉「……俺と、ニノ。どっちがドキドキしてる？」
「…そ、りゃ！に、のっ、か、ず、くんですっ」
相葉「…うそ。いま、ゆみちゃん、ドキドキすごいよ？」
あっ、もしかして美来さんと比べてる？
「…ドキドキはしますよ！イケメンが目の前にいるんだから！」そう言って、ぐっ！と相葉雅紀から離れる。
相葉「…ニノと、付き合ってないよね？」
再び腹黒降臨中の相葉雅紀が再び私を捕まえていわゆる床ドン。
相葉「…だったら、抱くよ？」
「…私の知ってるテレビの中での相葉さんはそんなことしません」
相葉「俺もオトコなんだけど」
「ただ、私が美来さんと似てるだけだから、んっっ」
う、そっ？！！！
相葉雅紀と、キス？！！！してる？！！
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作者名：yumi | 作成日時：2020年8月28日 18時
