もうすぐ夏が終わる… ページ37
櫻井「…辛かったら言えよ？」
その日の帰り。
夏も終わろうとしてる夜道を櫻井さんと2人並んで歩く。
「…大丈夫です。私には潤がいますし」
櫻井「松本だけど。さ？」
「…私って、男運…ないんですかね」
櫻井「え？」
見なければよかった…。
けど…嫌でも目に付く。
暗闇の中でもはっきり分かる…潤の姿。
…出張は？？
タクシーから…潤が降りてる。
…その隣には……
そして…
2人の唇が重なる。
櫻井「…俺にしとく？」
「…今更、ですか？」
櫻井「…どうすんの？」
「…とりあえず、今日は…帰りたく、ありません」
櫻井「…だろうな？飲み直す、か？」
「…櫻井さんお時間は？」
櫻井「明日は休み。お前は？」
「…潤と、遅出です」
櫻井「シフト、変更するか？」
「…仕事は、ちゃんとします」
櫻井「ちょっと待て。紗穂が居なかったら…俺ん家な？」
「…どうせ、二宮と…いちゃいちゃしてるんじゃないですか？」
…櫻井さんがいてくれて。助かった。
潤…？なんで？？
やっぱり…私はおばさんだから？？
タクシーに乗ってた女性…若く感じた。
そして、潤が…見た事のない、雄の顔をしてた。
櫻井「風呂入るか？」
「…覗かないでくださいね？」
櫻井「…それは、分からん」
何回…櫻井さんに助けられてるんだろう。
二宮の時も…
潤の…時も。
とにかく、冷静にならないと。
頭からシャワーをかけてしばらくそのまま。
だから…気づかなかった。
「…さく、らい、さん？」
櫻井「…好きな、オンナが泣いてるの、見てられない」
後ろから…抱き締められてる。
もちろん…２人とも裸。
「…今なら、引き返せます。」
櫻井「なんで？」
「…まだ…潤と、話してないから…」
櫻井「明らかに、オンナだろ？」
櫻井さんの手が…私の、胸に…
「…っ…さ、くらい、さんっ」
櫻井「…やっと。触れられる」
「…ま、ってっ…」
櫻井「ずっと…好きだったんだ…あれから、ずっと…」
「っ…んんっ…」
櫻井「松本には…感謝してるよ？ゆみを俺に返してくれたから…」
ちょっ…と！！まって！！！
まじで！！待って！！！！
確かに…櫻井さんから、告白されてた。
けど！それは……終わってたんじゃないの？？
櫻井さんの息遣いがゾクゾクする……
次の瞬間チクッ！とした痛み。
櫻井「…綺麗だ」
今まで聞いた事のない…櫻井さんの切ない声。
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yumi(プロフ) - 秋香様。コメントありがとうございます(^^) (2019年9月16日 16時) (
レス) id: 12ae5d1012 (このIDを非表示/違反報告)
秋香 - すみません。間違えて二回送っちゃいました。 (2019年9月16日 15時) (レス) id: 0e5368ec08 (このIDを非表示/違反報告)
秋香 - 楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください。 (2019年9月16日 15時) (レス) id: 0e5368ec08 (このIDを非表示/違反報告)
秋香り - 楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 0e5368ec08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yumi | 作成日時：2019年9月2日 4時
