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松川一静 #1 ページ7

彼女がお風呂から上がった音がする。


することも無いからいじっていたスマホは


同じ画面を行ったり来たり。


Aと話してるのが楽しいんだよな。


「お風呂ありがとうございました」


「おー、ってドライヤー使っていいよ?場所わかんなかった?」


「じゃあお借りします。」


なんで今日緊張してるんだろ。


髪を乾かして戻ってきたAは


俺の服着てって頼んだから


めちゃくちゃ色んなとこ緩くて可愛い。


「あの、先輩」


「んー?」


「今暇ですか?」


「うん」


「お願い聞いて貰ってもいいですか?」


「いいよ。」


「もうちょっと真ん中座ってください」


Aが座ると思って開けておいたスペースに詰める。


なんのお願いだろ。


「もっと深く座ってください、あと…足広げてもらってもいいですか」


「こう?」


「じゃあ目つぶってください。」


なんだろ。


全然予想がつかない。


「私がいいって言うまで開けないでくださいね」


「わかった」


少しして、俺の足の間にAが座ったのがわかった。


放り出した手はAの膝に。


躊躇うような気配を感じたら


遠慮がちにAの体が預けられた。


…なにやってんの。


めちゃくちゃ可愛いんだけど。


これ抱きしめていいの?


目も開けていい?


俺の彼女可愛すぎだろ…。


「A」


「あっ、はい!もうどきま「なんで」


動こうとしたお腹に腕を回して


強く引き寄せる。


「私まだいいよって言ってないです」


「俺目開けてないよ」


「うう…」


「そろそろ開けていい?」


「離してくれたらいいですよ」


「それは無理」


我慢できなくなって開くと


耳が赤くなったAがいた。


顔を覗き込んだら少しむくれた赤い顔。


「急にどうしたの」


「バックハグに憧れ…まし、た。」


「言ってくれればよかったのに」


「恥ずかしくて無理です!」


「A」


「はい」


「こっち向いて」


「…やです」


「俺のお願いは聞いてくれないんだ」


「ずる…」


ゆっくりあげられた顔にキスをして、


しばらく赤い顔を楽しんだ。

澤村大地 #1→←木兎光太郎 #1



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設定タグ:ハイキュー , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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なつとん(プロフ) - 黒瀬さん» わああ、すみません。大変お待たせ致しました…!ちょびちょびではあるんですけど頻度は上げれるように頑張るのでお待ちください、!! (2022年11月3日 9時) (レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 更新ありがとうございます!ずっと待ってました。最高した! (2022年11月2日 21時) (レス) @page31 id: d01723e5ca (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - オレンジさんさん» ありがとうございます!生理しんどいですよね…気持ちだけでも自分のこと甘やかしていきましょう (2022年7月8日 21時) (レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 全然気づかず!申し訳ないです、、こちらを覗きに来て下さることめちゃくちゃ嬉しいです!歌い手さんも好きなんですね! (2022年7月8日 21時) (レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
オレンジさん - あかーしカッコいいねえ‼︎生理の時はここにくるね(( (2022年7月8日 21時) (レス) @page4 id: 0e3c42be20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なつとん | 作成日時:2021年8月20日 10時

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