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「切島いる！？」
「拳藤ちゃん？どうしたの？」
「切島どこって！あとAは！？」
「Aなら帰ってきて疲れたってすぐ部屋に」
見たことないくらい焦っている拳藤。
普段の彼女からは想像つかない。
「とりあえず落ち着いて。A部屋にいるし切島ももうちょいで帰ってくるはず」
「どうされたのですか？よろしければお紅茶でも飲んで落ち着いてください」
「ありがとう八百万。まだみんなが何も無いんだったらいいんだ。ごめん取り乱した。」
「Aがどしたの」
「個性が暴走したら、雄英を出て実家に帰るって寮にはいる時の約束。連絡したらお兄が迎えに来てくれる。」
Aの個性が暴走したら、
ずっと個性に対して怯えてるのはそれが理由なのか。
「暴走したらどうなるの」
「昔からすごく悲しいことが起きるとその気持ちが周りに伝染してた。あんまり害はないって思った？」
「俺1回演習で個性使われた時めっちゃ怖かったの覚えてる」
「そう、だから急に違う感情に支配されるって言うのは怖いんだ。」
悲しそうな拳藤の表情が気になる。
それだけAの個性で…？
「さっき、インターン先で感情を貰いすぎたみたいで、『ちょっとやばいかも』って連絡きた。」
「そんな感じしなかったけど…でも疲れてたか」
「もしかしたらもう自分の中で制御出来てるのかもしれないけど負の感情を抱えすぎるとAに何が起こるか分からない。でも捨てることも上手くできない」
「家族と切島は平気なの？」
「家族は耐性ない。Aが苦しんでたらその分一緒に苦しむ。他の人に迷惑かけるなら自分たちだけでって決めてるから迎えにくるんだ。切島は多分Aの個性効かないんだと思う。」
「え、効かないの？」
「7歳の時、あんなに暴走したAを連れて帰ってきたのはあいつだから。」
「それってAの初恋の話？」
「うん」
「ただいまー！A帰ってきてるか？って拳藤？なんでいるんだ？」
切島の疑問に答える前にエレベーターが開いて、
中からぐっちゃぐちゃに泣いた麗日が出てきた。
「どうしたの！？」
「わかんな、急に、苦しくて…涙が止まらん」
何を察したのか切島が走り出す。
それを見た拳藤が俺らを外に出した。
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なつとん(プロフ) - ♡さん» ありがとうございます…！！三角関係?もすれ違いもまともに書けたことないんですけど、ちびちび頑張っていきます、コメントめちゃくちゃ活力ですありがとうございます！！ (2023年1月30日 8時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
♡ - 瀬呂ｰｰｰｰｰｰｰ！！！The･メインキャラではないのに人気ありすぎの瀬呂の恋にすごくきゅんきゅんしてる。。 (2023年1月30日 2時) (レス) @page3 id: efa07b04ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月29日 23時
