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次に目が覚めた時、
ベッドの傍で鋭児郎が座ってたから驚いた。
「ほんとに？」
「すぐ帰るって言っただろ」
「…嬉しい」
「あんま可愛いこと言わないでくれ。起きれそうならこれ飲みな。お腹すいてたら麗日が雑炊作るって言ってたけど」
渡されたスポーツドリンク。
久しぶりに水分とった気がする。
「お茶子の雑炊食べたい…下降りていいかな」
「いいと思うけど、降りれるか？持ってくって言ってたし、なんか八百万がベッドでも使えるテーブル創るって言ってたけど」
「なんでみんなそんな優しいの…」
熱のせいか涙がすぐ滲む。
困ったように鋭児郎が頭を撫でた。
「2人に持ってきてって頼んでくる」
「うん」
「寂しい？」
「…うん」
お茶子たちを呼ぶなんてちょっとの距離。
目が覚めた時にいてくれただけで凄く嬉しいのに
この少しの時間が耐えられないなんて恥ずかしい。
「電話すっか」
数分後、にやにやしたお茶子と
心配そうな百ちゃん。
「切島くんがいなくなっちゃうの寂しかったん？」
「うるさい…」
「机設置しますね」
「ありがとう」
ベッドに固定された机と、ほかほかの雑炊。
美味しそう…
「2人ともありがとう」
「お大事にしてくださいね」
「それあっついからね！切島くんに冷ましてもらいな！」
「麗日こういう時だけ全力だよな」
「任しといて！」
「おう、ありがとう」
Aも元気出たかなって思って見たら
ぼーっとした顔でこっち見てた。
「どうした？」
「食べさせてくれるの？」
今の刺さった。
変な声が出そうになったのを慌てておさえる。
熱の破壊力ってすごいんだな…。
「いいよ。ちょっと待ってな。」
スプーンで少し掬って冷ます。
ゆっくり口元に運んだら小さな口でくわえた。
「おいし…」
「熱くねえ？」
「だいじょぶ」
少し掬って、冷まして、Aが食べて
繰り返しているうちに全部空になった。
「ご馳走様でした。ありがとう。」
「お礼は麗日な。これ片付けてくるけどいいか？」
「も、もうさすがに大丈夫」
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なつとん(プロフ) - ♡さん» ありがとうございます…！！三角関係?もすれ違いもまともに書けたことないんですけど、ちびちび頑張っていきます、コメントめちゃくちゃ活力ですありがとうございます！！ (2023年1月30日 8時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
♡ - 瀬呂ｰｰｰｰｰｰｰ！！！The･メインキャラではないのに人気ありすぎの瀬呂の恋にすごくきゅんきゅんしてる。。 (2023年1月30日 2時) (レス) @page3 id: efa07b04ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月29日 23時
