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「で、どう思ったんだよ」
「何が？」
「家帰ってこいって言われて」
「もちろん嫌でしょ、私の事捨てたのに何を今更…」
ほんとに、今更何を言ってるの。
なんの感謝も、情も、何も無い。
「あのさ、勝己」
「ん」
「色々わかんないことあるし、話したいこともあるんだけど、さっきの男たちに触られたとこ気持ち悪い」
「そういうことは一番最初に言えよ」
抱きしめられてたのから解放されて、ベッドまで運ばれ、
座る勝己の上に向かい合わせに座らされた。
「首つってたよな。他には。」
「手首、とほっぺた」
「チッ」
「怖い」
顔が首に寄せられて、勝己の唇が触れる。
手首も頬も全部。
「…俺は、頼りねえか」
キスの雨が止んで、私の肩に頭を置いた勝己の
小さな、少し掠れた声が耳に届いた。
そんな弱った声聞いたことない。
アルメリアの言っていた意味をやっと理解した。
大切な人に頼って欲しかったと
言った彼女の目はすごく切なかった。
そして私は切島さんみたいにずっと背負うんだろう。
「頼りないなんて思ってない。言ったら早く解決するなとか、伝えなかったら悲しむだろうなって分かったよ。でも、これくらいで助けてって言うようじゃ勝己の隣に居る人としてどうなんだろうって…思ったりもして」
口に出せば出すほど、
自分勝手で幼い言い訳が止まらない。
隣にいたいのは私で、彼に見合う人になりたいのも私。
勝己はこう思うだろうと言いつつ、
彼のことを何も考えてない。
そんな私が嫌で、更に言えなくなって。
悔しくて涙が溢れそうになる。
「我慢すんな」
「さっきは泣くなって言った」
「じゃあ、泣いていいから泣け」
顔を上げてくれた彼に甘えて、
素直に零れた涙を隠すように、
彼の胸におでこを押し付けた。
背中に手が触れて、ぽんぽん撫でられる。
「そんくらい、俺に大事にされてるっつう自覚があんならいい。」
「え？」
「ダイナマイトはお前だけのもんじゃねえけど、ダイナマイトの1番だってお前なんだよ。」
真っ直ぐ伝えてくれる目は、
そらしたくなるほど真剣に私を見つめる。
「だから、黙って大事にされとけ。俺も分かってっから。」
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なつとん(プロフ) - あめみやさん» 私の別の作品に出ているキャラなんですけども、そっちもだいぶ長くなっちゃってるので…元A組のヒーローくらいに思ってくだされば大丈夫です！ややこしくてすみません！ (2023年3月18日 16時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - すみません！アルメリアって誰でしょうか？ (2023年3月18日 13時) (レス) @page7 id: 60ccf64dd1 (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - xxxさん» ありがとうございます…！！更新が亀よりも遅くなってしまって焦っているところですが、気長にお待ちいただけると幸いです…！コメント本当にありがとうございます！ (2023年3月17日 0時) (レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
xxx - このお話すっごく好きです...！面白いです...！ (2023年3月16日 16時) (レス) id: ac2233f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月15日 1時
