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「お邪魔します」
「ちげーだろ」
「えっと…ただいま？」
「ん」
満足そうに私の頭をちょっと撫でてから歩く彼に着いて
2人並んで手洗いうがいをした。
「急だね？」
「いいだろ」
「私は嬉しかったけど仕事は？」
「今日早上がりで明日は非番」
勝己のブラックコーヒーを私がいれて
私が好きな甘い紅茶を勝己がいれてくれた。
ソファに落ち着いたはいいものの、
いつもよりくっつかれている。
「お疲れ様」
「今日はあんま働いてねーよ」
「でも、お疲れ様」
きっと自分のこと以外にも私のことで仕事は増えてるはず
毎日毎日大変なんだろう。
それでも私の前ではなんでもないふりをしてくれる。
「勝己」
「ん」
「明日デートしたい」
「元からこっちはそのつもりだわ」
「ありがとう」
左の肩に重みを感じれば、彼の頭が乗っていた。
愛おしくて反対の手で撫でるけど反応しない。
「眠いの？」
「まったく」
「甘えんぼうなんですか」
「うるせえ」
否定しないってことは図星らしい。
可愛いところあるんだよな。
「なあ」
「なに？」
「そろそろお前の全部、欲しい」
「全部？あげてるつもりだけど…なんかまだあったっけ」
「俺の知らねえとこあるだろ」
肩にある頭が少し動いて、
私の首に柔らかくて温かいものが触れる。
少しの痛みに跡をつけられたことを感じた。
「やだって言ったら怒る？」
「怒りはしねーけど、納得いく理由は欲しい。」
「傷があるから、見せたくない」
「あいつに付けられたやつか」
「ううん、昔居た家で付けられたの。」
体を起こした彼が優しく、優しく私を抱きしめる。
傷を見せたくないなんて、私のわがままだ。
彼が傷くらいで何か思うような人ではないことは
よく知っている。
元彼に酷いことをされてるのを知られているからか
綺麗な自分では無いことがとても辛くなる。
「気にしねえ。俺にも傷はある。それに、何があったってAが1番綺麗だって俺は知ってる。」
「…え」
「それとも、傷モンは嫌か？」
「嫌なわけない。」
不安を全部拭い去るような優しいキスに応えるように
彼の首に腕を回した。
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なつとん(プロフ) - あめみやさん» 私の別の作品に出ているキャラなんですけども、そっちもだいぶ長くなっちゃってるので…元A組のヒーローくらいに思ってくだされば大丈夫です！ややこしくてすみません！ (2023年3月18日 16時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - すみません！アルメリアって誰でしょうか？ (2023年3月18日 13時) (レス) @page7 id: 60ccf64dd1 (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - xxxさん» ありがとうございます…！！更新が亀よりも遅くなってしまって焦っているところですが、気長にお待ちいただけると幸いです…！コメント本当にありがとうございます！ (2023年3月17日 0時) (レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
xxx - このお話すっごく好きです...！面白いです...！ (2023年3月16日 16時) (レス) id: ac2233f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月15日 1時
