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「もー、大袈裟だなあ。全然平気。」
「平気じゃないです…！何があったんですか！」
頬にガーゼを貼った麗奈さんが
病院のベッドに座っていた。
命に別状は無し、明日には帰れるらしいけど…
「急に路地裏連れ込まれてね、よくわかんなかったけどヒーローに助けて貰ったの」
「Aを呼んだのは麗奈を襲ったやつがAのこと知ってたからなんだよ」
「私？」
病室のドアがノックされて、入ってきたのは切島さん。
リアも一緒に入ってきた。
「たまたま、俺がパトロールしてる時だったんだ。まさかAさんの知り合いとは思わなかったけど」
「私も一緒に聞いてもいいでしょうか」
「アルメリアなら全然…というかなんで？」
「病院まで送って貰ったんです」
「警察からの聴取も聞いたんで、俺から話します」
麗奈さんが襲われた時、
AAを知っているかと聞かれたらしい。
知らないって答えたら乱暴されて、
私たちが久しぶりに集まった時の写真を見せられたと。
「…わたしの、せい」
「Aのせいじゃないよ。私そんなこと思ってない。悠大が連絡したのも、同じようなこと起きてないかって心配したからで」
心臓を鷲掴みにされたような感覚に、
体の震えが止まらない。
私のせいで、大事な人が傷つけられた。
私がいなきゃ、麗奈さんが襲われることもなかった。
私がいたから、私の「A、落ち着いて」
暖かい体が私を抱きしめた。
波が引くように苦しさが落ち着いていく。
「麗奈さんの顔みて、1人で怖がらないで。」
「A、私は本当にAのせいだなんて思ってない。それよりも、危ない事が起きてるんじゃないかって心配だよ」
伸ばされた腕を掴んだら麗奈さんが抱きしめてくれた。
ゆっくり頭を撫でられて、嗚咽が盛れる。
「ごめ、んなさい」
「なんで謝るの。悪いのは私の事襲った奴ら。Aは何も悪くない。無事だったからそれでいい。」
「俺も慌てて電話しちゃったけど、不安にさせたね。ごめんな。Aが大丈夫なら俺らは平気だよ。だから自分を責めるのはなし。」
どうしてこんなに優しいんだろう。
私がいなかったら起こることはなかったのに。
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なつとん(プロフ) - あめみやさん» 私の別の作品に出ているキャラなんですけども、そっちもだいぶ長くなっちゃってるので…元A組のヒーローくらいに思ってくだされば大丈夫です！ややこしくてすみません！ (2023年3月18日 16時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - すみません！アルメリアって誰でしょうか？ (2023年3月18日 13時) (レス) @page7 id: 60ccf64dd1 (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - xxxさん» ありがとうございます…！！更新が亀よりも遅くなってしまって焦っているところですが、気長にお待ちいただけると幸いです…！コメント本当にありがとうございます！ (2023年3月17日 0時) (レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
xxx - このお話すっごく好きです...！面白いです...！ (2023年3月16日 16時) (レス) id: ac2233f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月15日 1時
