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「えー、Aちゃん、雄英にずっといないの？」
「うん、復帰できるようになったらここは辞めるかな。」
「ちなみに何やってたんですか？」
「美容師。見習い終わったばっかりだけど」
「え、まじ」
「前髪…直してください」
「いいよ、昨日切ったの？」
「うん、好きな人に見られた」
「あるあるだね」
髪切る用のハサミ一応持っててよかった。
椅子に座ってもらって、ゴミ袋を切って広げる。
「好きな子前髪見てなんて？」
「なんか、曲がってね？って」
「うわーデリカシーの欠けらも無いね」
「ほんとですよね！」
可愛いなあ。
寮生活だから見られちゃうんだよね。
「はい、どう？」
「ありがとうございます！」
「美容師さんってことはアレンジとかも？」
「やってあげようか？」
「やったあ！」
明日の昼休みにヘアアレンジ会。
可愛いなあほんと、なにしてあげようかな。
アイロンとか、ちょっと持ってかなきゃ。
頑張って楽しい予定を思い出しても、
後ろから来る足音が気になって仕方がない。
「…あの」
「…」
「私になにか用ですか？」
私から話しかけるのはまずいかもと思ったけど、
振り返ったら思ったよりも離れたところにいた。
スーツ着てるように見えるけどなんだろう。
「あの、私の事最近つけてますか？」
「…」
この人以外に人はいなさそうだし、
走れば逃げれるかな…
「あなたは、自分の生まれた家を覚えていますか？」
「え？」
「あなたを捨てた父と母、兄を覚えていますか？」
「お、覚えていません」
「帰って欲しいと言ったらあなたは帰りますか？」
「は？」
捨てたのに？要らないって言ったのに？
何を今更、というか何で。
「断ったら？」
「また別の手段を使って来ます。」
「あなたは誰ですか」
「…あなたの父上の側近です」
「私の家…そんな偉いんですか？」
「そこまで知らないんですか」
そんなため息つく？
知らないし、怖いし、嫌だし、
「嫌です。私、帰りたくありません。今自分の人生をちゃんと生きているのでほっといてください。何度頼まれたって自分のこと捨てた家に帰ろうなんて思えない。」
「…今日の所は帰ります」
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なつとん(プロフ) - あめみやさん» 私の別の作品に出ているキャラなんですけども、そっちもだいぶ長くなっちゃってるので…元A組のヒーローくらいに思ってくだされば大丈夫です！ややこしくてすみません！ (2023年3月18日 16時) (
レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - すみません！アルメリアって誰でしょうか？ (2023年3月18日 13時) (レス) @page7 id: 60ccf64dd1 (このIDを非表示/違反報告)
なつとん(プロフ) - xxxさん» ありがとうございます…！！更新が亀よりも遅くなってしまって焦っているところですが、気長にお待ちいただけると幸いです…！コメント本当にありがとうございます！ (2023年3月17日 0時) (レス) id: d157acdb5e (このIDを非表示/違反報告)
xxx - このお話すっごく好きです...！面白いです...！ (2023年3月16日 16時) (レス) id: ac2233f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつとん | 作成日時：2023年1月15日 1時
