検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:17,311 hit

第52話 跡部side ページ5

跡部様side

Prrrrr…Prrrrr

忍足『なんや』

跡部「Aは?」

忍足『トイレやけど』

跡部「ちょうどいい、Aが戻ったら仁王のことを聞け。なぜまだそこにいるのかってな」

忍足『話聞いとった…』

ガチャりと電話を切り席に戻りヘッドフォンを装着すると忍足の声が聞こえてきた

もう戻ってきたのか?

忍足『聞くんやったら自分で聞けばええや…貴方『侑士?』ん?Aどうした?』

突然柔らかくなった忍足の声に吐き気がする

貴方『ブツブツ話してるみたいだったけど何かあったの?』

忍足よ、ここで俺様のことを言えば不利になるのはお前だ

忍足『なんもあらへんよ……聞きたいことがあるんやけど、ちょっとええか?』

貴方『ん?』

忍足『仁王…の事なんやけど、あの時の俺が俺じゃないってわかったんやろ?仁王に裏切られたんになんでまだ立海におんの?』

貴方『そ、それは…』

Aの言葉が詰まり、思わず前のめりな姿勢になる

言いづらいということか…やはり、立海に何か吹き込まれたに違いない

忍足『俺に言えん事?』

貴方『いっ、いや、言えないっていうか…その、氷帝のためなの』

跡部「なんだと?」

忍足『え?』

俺様のためだと?

貴方『私がいるとみんな集中出来ないから…それに立海は私が支えないとだし、だから辛くても景吾や侑士、氷帝のために戻らない』

ヘッドフォン越しにAの上擦った声が聞こえる

俺様のために…俺のためだけに……

今すぐAに会わないと
そしたら思いっきりハグをしよう

全身の細胞が求めるままに走り出した

第53話→←第51話 跡部side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かるぴん(プロフ) - 相変わらずめちゃくちゃ面白いです!面白すぎて寝不足です!笑 最近寒くなってきましたが、みょん助さんお変わりないでしょうか? (11月25日 3時) (レス) @page32 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
イッチー - また中3編の設定、お願いします。 (7月6日 1時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
NEOみょん助(プロフ) - わーい!久しぶりのコメントですね!お久しぶりです!私も嬉しー! (5月22日 22時) (レス) id: 07dcb2079d (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 久しぶりの更新嬉しいです。 (5月22日 2時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
はむはむ - おkです頑張って探しますね!! (2023年4月23日 9時) (レス) id: 7ee92c5d5c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みょん助 x他1人 | 作成日時:2022年9月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。