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番外編の立海３ ページ12
柳sid
いつからだろうか
いつから俺はAに狂わされていたのだろうか
初めて見た日からか？初めて話した日からか？
いや、出会う前からかもしれない
部屋に貼ってある大きなポスターを剥がせば壁一面にAの写真
欠伸をしていたり、眠っていたり、頬張っていたり……なんなら着替えているのだってある
やましさや罪悪感なんて感じない。見ているだけで心が満たされていくように感じていたんだ
なのに今では…Aが跡部のところから立海に戻ってから気づいた
見ているだけじゃ足りない……心の底からAに触れたい
俺のこの手でAの逃げ道を無くし、俺だけにしか頼ることの出来ない状況を作りたい……
Aの居ない不安が、寂しさが俺をドロドロとした汚いものに変えていくようだ
Aが俺に惚れる確率や跡部から離れる確率なんて計算しようと思えばできる
だが……怖い
データなんて未来予知ではないし覆すことだって出来るかもしれない
そんなことは分かっている。頭では分かっているが
もし…その計算が俺にとって望ましくない結果だった場合、俺はAに何をするのか分からない
傷つけて嫌われてしまうかもしれない
だから、どうか早く冬が終わってくれ……
時間なんて願っても変わらないのに願ってしまう俺は愚かだろうか
_________
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作者名：みょん助 x他1人 | 作成日時：2022年9月23日 13時
