番外編の立海1 ページ10
幸村side
幸村「…分かった。冬休み中はずっと東京
にいるんだね」
貴方『うん、ごめんね。みんなには私からもう言っといたから。帰ったら1番に精市に会いに行くから』
幸村「ふふっ、ありがとう。楽しみに待ってるよ」
貴方『うん!じゃあ、景吾が呼んでるからまたね』
プツッと通話が切れ、無機質な電子音が鼓膜に響く
幸村「はぁ……景吾が呼んでるから、か」
体育座りになって自身を包み込むように小さくなればマイナスな感情ばかりが押し寄せてくる
Aは…俺のAは寂しくないのだろうか
少なくとも俺からしたらやっぱり1週間以上会えないのは辛いし悲しい
そもそもクリスマスだけだったろ?
もしかしたら今この瞬間にも跡部は何か悪いことを考えてAを傷つけるかもしれない…いや、何よりも俺以外の男といることが不安なんだ
今の俺じゃ何もできないから
ドっと無力感が全身を包む
幸村「なんで、Aはあんなのを選ぶのかな」
血の繋がりなんて頭では分かってる…けど、だからといって全てを受け入れられるわけじゃない
はぁ…とため息が零れる
やっぱり1人の暮れどきは駄目だ
どうしても不安になる
ガララッ!
切原「Aセンパイに何かあったんスか?」
ドアを見れば赤也が少し怖い顔で立っていた
……
幸村「……赤也、何の用だい?忘れ物なら知らないけど」
切原「なんでAセンパイが氷帝にいるんスか!?柳さんに聞いても部長に聞けって…言われちゃって」
参ったなぁ…Aは赤也自体には連絡してないのか
それに蓮二は赤也のことを俺に任せる気なんだね
そもそも赤也がAに対してどう思ってるか知らないんだけど
なんて言えば……
切原「もしかして……言いたくないくらい辛いってことッスか?」
??
幸村「まぁ、そういうことかな」
どうでもいいか
________
次は3B!!
68人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みょん助 x他1人 | 作成日時:2022年9月23日 13時