狂愛疾患

番外編の跡部様 ページ10

跡部様side


今頃Aは何をしているのだろうか

気がつけば四六時中ずっとAの事ばかり考える日々だ

そもそも携帯を持たせずに行かせたから俺様も立海の奴らもAにメッセージも電話もできねぇ

正直、何が起こっているのか分からないせいで不安で死にそうだが……これがベストの選択だ

立海はともかく俺もAに干渉しづらいがな


はぁ………Aが帰ってきたら別荘に移す予定だか本当は島がいいな…

Aを囲うために

島の中にデパートやハイキング用の山、映画館に遊園地をいれたらきっとAだって満足してくれるだろう

朝はバルコニーで食事、昼は2人でイルカと泳ごう
そして夜は2人で愛を轟き星を眺めながら眠りにつく


心の底からそうしたいが不可能だ

いっそ将来の仕事場も島に建てるか？

そしたら俺たちが離れることもなくなる

いや、そんな事をしたら騒ぐヤツらいるな


やはり、別荘しかないか

別荘だって悪くない。きっとAと俺様だけなら充分広い筈だ。いや、そうする

しかし、もっといいものがあるならAに与えたいと思うのが愛情だろ？


計画通りに事が運べばAは俺様しか頼れなくなっている

Aには俺様だけ、俺様もAだけだ

A以外必要ない

だからこそ、世の穢れから隔絶させたいんだが…

これは大問題だな。真剣に考えねぇと…


俺様は誰よりもAの事を分かっている。Aの好きな物、嫌いな物…生い立ちだって……俺様以上にAを理解してる奴なんて存在しない。もはやAは俺様の半身…誰よりも深く愛している


だから、どれだけ不安になっても俺様はAを信じ続ける

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