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第6話 ページ7

貴方side

貴方「精市」

立海の制服を着て初めて病院に行った

ドアを開ければ精市は外を見ていて、ゆっくりと私の方を向いて見た

幸村「A、わざわざ立海に来てくれてありがとう…上手く言葉に表せないけどすごく…すごく嬉しいよ」

精市は本当に嬉しそうにふわふわと微笑みながら幸せそうに言う

貴方「精市が喜んでくれてよかった。体調は大丈夫?」

適当に近くの椅子に座れば精市は私の手を握ってきた

幸村「栄養失調なんて嘘ついちゃったけど大丈夫、Aが思ってるほど悪くないよ…でも……」

貴方「でも?」

幸村「でも、Aがまた離れたら治ってもきっと元通りにはならないと思う…」

貴方「元通りって?」

幸村「……今の俺の寂しさを埋めてくれているのはAだけなんだ。それにAの代わりなんて絶対ない…」

精市は普段よりかは自信が無さげで弱々しいながらもその言葉は確かなものだった

…精市は離れて欲しくないんだ
口には出さないけどきっとこれからずっと一緒にいたがってる

私は…どうなりたいんだろ
確かにここに来たのは精市の為だけど私と彼の気持ちは全然違う

景吾とは約束しちゃったから無下には出来ないし…だからといって精市を突き放すのは気が引ける

ここは正直に言おう

貴方「私は景吾と約束しちゃったからいつかは絶対に戻らなきゃだけど……精市がそう言ってくれるならそれに応えたいと思う…」

大丈夫、そもそも私がここに来たのはみんなと"普通"の友達なる為なんだから
つまり精市が治ったとしてもそれが果たせなかったら私は氷帝に戻るつもりはない
だから、最終的には雅治もブン太も精市も普通にさせてみせるからなんの問題もない

内心強く確認しながら私は了承した

幸村「ありがとう、本当にAには頭が上がらないね。でも、もうひとつお願いがあるんだ」

第7話 後半柳side→←第5話 幸村side



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みょん助(プロフ) - 無名さん» 初コメありがとうございます😭褒めてくれてとっても嬉しいです。きっと最終も馬鹿みたいに長くなるので安心してください。更新頑張ります!! (2022年8月18日 23時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - 初コメ失礼致します!いつもこの作品を愛読させていただいてました!2年だなんて…!!すごすぎます!最終なのはちょっと悲しいですが、更新がんばってください! (2022年8月18日 21時) (レス) id: b80ccc6ac9 (このIDを非表示/違反報告)
みょん助(プロフ) - 後輩@赤紫さん» ありがとうございます!!これからも頑張るのでよろしくお願いします🤗🤗 (2022年7月23日 13時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
みょん助(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます!すっごく嬉しいです!言葉に出来ないくらいに!!私も大好き!これからもよろしくお願いします🤗🤗 (2022年7月23日 13時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
後輩@赤紫(プロフ) - お誕生日おめでとう御座います!✨🎂🎉遅すぎましたかね😇受験と夢小説、頑張ってください!😘 (2022年7月23日 12時) (レス) id: 6538b0c01d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みょん助 | 作成日時:2022年3月8日 15時

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