第41話 柳生side ページ43
柳生side
貴方「柳生く〜〜ん!!…え……逃げないで!?」
お許しください…本当の姿では貴方様と顔を合わせることが出来ないのです……
貴方の瞳に私が映ってしまったら…鮮紅が澱んでしまう…
あァっ!どうか私に迫らないでっ!
私の生命の灯火は貴方の愛の息吹によって消えてしまいます…
貴方「捕まえた!」
私の腕を掴む柔らかな感触…
いけない、A様が穢れてしまうッッ…
アアぁァァあ……危機感以上に私を包み込む幸福感ッ
なんて罪な女神なんだ
貴方「もうっ!このカバン重いから走るの大変なんだから…逃げないでよね」
私よりも2周りほど小さいお身体で力もないはずなのになぜこんなに私を満たすのですか?
貴方「とりあえずこれを弦一郎に渡しといてくれる?……っていうか、凄い汗だけど大丈夫?12月だよ?」
ちょっと待ってねとA様が言うと先程渡したカバンからハンカチを抜き出して私の額を拭った
柳生「ハッッッ!いっ、いけませ……貴方「大丈夫、大丈夫!弦一郎のだから!なんなら、めっちゃ汚して渡してくれもいいよ」
アッ、アッ…悪戯げに笑う姿も美しいィィ!
柳生「さッ…真田くんと何があったのですか?」
聞かれてもないのに私からお話してしまいましたァ…
貴方「う〜ん……詳しく話せないけど、身の危険っていうか私の将来が危険?みたいな?感じ」
身の危険…将来の危険…
なんと罪深いことか…たかだか、ただの人間風情がA様の未来を脅かすなどあってはなりません
私ができること…微力ながらもA様のためになにかさせてほしい…
柳生「差し出がましいですが、私に何かできることはありますか?」
貴方「う〜〜〜ん、」
アッ…A様が私のために考えて下さっている…
この小さな、神の真髄のような脳内に私がいるッ!
貴方「これから一生、絶対に私を傷つけないで。暴力はダメだし、嘘をついたり騙したりするのもダメ。私の前では誰よりも何よりも誠実で実直でいてくれる?」
そのような簡単なことでよろしいのでしょうか…
この命、この心…全て貴方様のためにあります
これから一生………私は貴方と一生共にいてくださるのですね……
これ以上の幸せはありません…
柳生「私の人生の全てを貴方様にお捧げ致します」
貴方「うわぁ……」
膝を着いて頭を下げたら嬉しそうな声が聞こえた
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みょん助(プロフ) - 無名さん» 初コメありがとうございます😭褒めてくれてとっても嬉しいです。きっと最終も馬鹿みたいに長くなるので安心してください。更新頑張ります!! (2022年8月18日 23時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - 初コメ失礼致します!いつもこの作品を愛読させていただいてました!2年だなんて…!!すごすぎます!最終なのはちょっと悲しいですが、更新がんばってください! (2022年8月18日 21時) (レス) id: b80ccc6ac9 (このIDを非表示/違反報告)
みょん助(プロフ) - 後輩@赤紫さん» ありがとうございます!!これからも頑張るのでよろしくお願いします🤗🤗 (2022年7月23日 13時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
みょん助(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます!すっごく嬉しいです!言葉に出来ないくらいに!!私も大好き!これからもよろしくお願いします🤗🤗 (2022年7月23日 13時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
後輩@赤紫(プロフ) - お誕生日おめでとう御座います!✨🎂🎉遅すぎましたかね😇受験と夢小説、頑張ってください!😘 (2022年7月23日 12時) (レス) id: 6538b0c01d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん助 | 作成日時:2022年3月8日 15時