sugar of love

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『あ、今日持ってきた新作のシャンプーなんですけど…』


MH「そうだ、すっかり忘れてた(笑)」


ミニョンさんは落ち着いた大人の男性って感じで、とても話しやすい。
他の美容室に比べてかなり良いところに当たったと思う。






MH「ありがとう。じゃあ早速新作使ってみるね」


『はい、また感想お聞かせ下さい』


そう言っていつも通り立ち上がろうとするとミニョンさんに両肩を捕まれ、ぐいっとミニョンさんに顔を近づけられる。


『……へ、ミニョン、さん…』


MH「…せっかくだし新作シャンプー、Aちゃんで実験してみてもいい？」


そして言われるがまま私はシャンプー台へ。
あれ…帰らなくていいのかな、私


MH「Aちゃん、このあと予定あるの？」


『あー…一応、食事の予定が』


MH「そっかあ…じゃあ可愛くしないとね！」



シャンプーが終わりブローが済むと、ミニョンさんの元にダニエルさんが。何やら耳打ちをして


MH「ごめんAちゃん、ここからのセットはダニエルに任せるね！頼んだぞダニエル」



えええ……会釈くらいしかしたことないダニエルさんに急なバトンタッチ。気まずい…



DN「…ははっ、恐いですか？」


『はっ…すみません』


無意識に顔が強ばっていたのか、ダニエルさんに笑われる。


DN「髪巻いていきますね」


そう言って、ダニエルさんはコテで髪を巻いていく。
大きな体とは裏腹に繊細な手つき、ふわっと仕上がる巻き髪にびっくりした。
やっぱり素人がするのと美容師がするのとは全然違うな…




DN「よし！完成」


『うわあ…すごい』


行きはストレート髪をポニーテールで括っただけだった髪が、今は綺麗にゆるく巻かれている。前髪も巻いて、全然印象が違って見える



DN「今まで見てきたAさんの中で1番綺麗です」


『う、あ…ありがとうございます』


DN「普段からこうやって巻いた方が絶対良いのに！元が綺麗だからちょっと巻くだけで男の人もイチコロですよ？」


『あ、はは……』



チャラそう。
すぐそうやって女の人を落とすんだろうな、こういう人って。




MH「おお！綺麗！Aちゃん、今度はカラーとカットもしに来てくれない？ついでにカットモデルもやってほしい」


『カットモデル！？いやいや…』


帰りミニョンさんにそう言われ思わず断るもののミニョンさんの満面の笑みに完全に断れず、また日程調整することに。


約束の17時。ソンウ先輩の所に向かった


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