嫌な予感ばかり ページ6
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Aヌナと無理やり引き剥がされて、楽屋にとぼとぼと戻る。
最後のテヨンさんの声が頭から離れない。
「 俺のヌナに近づくな! 」
そのまま事前収録が終わった。ああ…俺何してたっけ。
「……はあ」
ON「おい、顔に出しすぎ。ファンのみんなに見られてるから」
小声でソンウにそう言われる。
生放送はもう終盤で最後の1位発表を残していた。前にはAヌナ。その隣には…テヨンさん。
「俺の、って…どういう意味なんだろう」
ぽつり、と呟いた言葉にソンウが励ましてくれるかのように肩をぽんぽん、としてくれる。舞台の上なのにこんなことしちゃって俺…ダメだ。
" 今週の1位は…A!!おめでとうございます!!"
DF「わあ、Aヌナだぁ!!!」
デフィ達が嬉しそうに喜んでいる。ヌナも感想を言いながら嬉しそうで…
『一緒に頑張ってくれたテヨン、ありがとう』
TY「ふふっ、いえいえ」
JS「…うわ、テヨンさん頭撫でてる。相当仲良いんだね」
ON「ジソンヒョン、!」
ソンウが気を使ってくれる。ごめん、ヒョン。
SW「A!!おめでとう!!」
アンコールになりみんながAヌナに駆け寄る。ヌナは嬉しそうにソンウンヒョンとハイタッチしたり、デフィやジフンを抱き締め返したり…俺も行きたいのに
JS「…ほら、ミニョン!」
ジソンヒョンに背中を押され、ヌナの前に。ヌナは嬉しそうに笑って俺に手を伸ばした
TY「…ヌナ、こっち」
その瞬間、テヨンさんがヌナの手を引いてヌナは自然とテヨンさんの後ろに回る形に。目の前ではテヨンさんが強烈な目つきで俺を見ていた
『え、テヨン…』
TY「ヌナのパート。歌わないと、ね?」
そう言ってAヌナを離して、俺の方に近づいてくる。カメラには映らないように、こっそり。ヌナの隣で一緒に歌っている他のメンバー達は気づいていなかった
TY「これ以上ヌナに近づかないで。次に近づいたらその時は容赦しません」
耳元でそう言われて、背筋に汗が流れた。
「…Aヌナ」
小さな声で呟いた言葉は本人には届かない。気がつくとヌナの肩にはテヨンさんの腕が回っていて。
いつもよりもいっそうヌナが遠く見えた
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ぽにょ - セウンとかユソノとの絡み下さい!!!!!!この感じならセブチとも??? (2018年5月12日 5時) (レス) id: fb86ca6e11 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 更新待ってました!ありがとうございます! (2018年4月22日 22時) (レス) id: 5abccc6bb0 (このIDを非表示/違反報告)
りゃん - いつも楽しく拝見させていただいてます!続きもわくわくです(^v^) (2017年11月26日 14時) (レス) id: f589d50c20 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむりん(プロフ) - オリジナルフラグ外してくださいね! (2017年10月12日 15時) (レス) id: f35d15b5f6 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - オリジナルフラグ外して下さい! (2017年10月11日 5時) (レス) id: 5e3261a1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りか | 作成日時:2017年10月10日 11時