only one2

何も知らない頃 ページ24

.

今日は週末のため、司会をしている人気歌謡に。
同い歳のジニョン、年下のドヨンと仲良くやっている。


DY「お、ヌナだ！テレビ見てるよ！カンダニエルとラブラブのやつ！」


『ちょっと…そういう言い方やめて』


DY「付き合ってるんじゃないの？ネットでも大騒ぎだよ」



『…まさか…スタッフさん達の目が恐いからやめて』



ダニエルくんの話になると最近いつもこうだ。
スタッフさんとか…周りの女の人の目線を感じる。
ダニエルくんは今じゃ大大人気アイドルで韓国中の女性が虜らしい。(マネオンニから聞いた)(でもマネオンニはソンウくんが好きらしい)




JY「A、ドヨン、挨拶行くぞー」



『あ、はーい！行こっか』



良いタイミングでジニョンが来てくれたので、ジニョンに続いて楽屋を出て今日の出演者のところに向かった。



『こんにちは、今日はよろしくお願いします』


「「「よろしくお願いします！！」」」



新人のガールズグループ。可愛いけどスカートが短すぎるよ…


「あ、あの…私、A先輩のファンです！握手してください！」


『えっ…嬉しい！ありがとう』



真ん中にいた女の子が恥ずかしそうに話すのがとっても可愛かった。嬉しくて一緒に写真まで撮っちゃった



JY「じゃあ、また後ほど。行くぞ」



ジニョンに連れられて楽屋を出た。



『……あ、携帯忘れた』



DY「えー？ヌナ、僕ら先戻っとくね」


『うん、すぐ行く！』



多分さっきの楽屋だ。写真撮った後どっかに置いてきちゃったんだな



ガールズグループの楽屋の前まで来てノックしようとした時、中の声が聞こえた



" やば！明日の音楽祭WANNAONEも出るじゃん！"


" マジ！？私今度こそカンダニエルに連絡先渡しちゃおっかな〜 "


" カンダニエルは無理だよ、A先輩に夢中じゃん？ "


" え、あれテレビ用でしょ？私の方がお似合いじゃん "


ひぃーー、裏の女の顔…この話されてたら入りづらいな…


" 私はカンダニエルよりファンミニョンがいいけど "

" マジ？実は私も〜明日連絡先聞いちゃおっかな "


まさか、と思った。ミニョン…人気だよね、そりゃ


" あの人ならいけそうじゃない？女経験少ないらしいし "

" え〜じゃあ私もそうしようかな "


なんだか、胸がざわざわした…もう聞きたくなくて、ドアを強めにノックしてしまった


『Aです！携帯取りに来ました！』


私もこのままじゃ…取られちゃうかもしれないんだ、

.

誘拐劇→←作戦会議

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す