検索窓
今日:20 hit、昨日:11 hit、合計:10,700 hit

ページ5

「あ、ご、ごめん。濱くんを信用してないとか、そういうことじゃなくてね!その、「それこそ嘘やろ。俺のこと信用してへんから、そんなこと言えるんやろ…」

しゅんとして俯く濱くん。

(あー…なんであんなこと言っちゃったんだろう、)

後悔が一気に襲ってきて、何故か私のほうが泣きそうになる。

「ごめんね、本当は私が自信ないだけなの。私、ほんと芋臭くて、いつまで経っても垢抜けないっていうか…でも、さっきは濱くんの気持ち、決めつけちゃってごめん。」

アルバムを置いて、濱くんにぎゅっと抱きつく。すると濱くんは、私の肩に頭を乗せてきて

「俺も、キツイこと言うてもうた。ごめんな」

グスッと涙声で呟く。

「えぇ、濱くん泣いてるの?」

「……っ」

「ふふ、」

「…なにわろてんねん」

「いやぁ?やっぱりかわええなぁって!」

「ふっ、なんやそのとってつけたような関西弁は」

ぱっと顔を上げた濱くんは、やっぱり泣いていたみたいで、ちょっと目が赤くなっていた。

「濱くん可愛すぎるよほんと!」

ちゅっと頬に軽くキスをすると、濱くんは手で顔を隠して、

「……Aちゃんのほうがかわええわ、どうにかなりそう」

なんて今度は顔を赤くしていた。

─────────────────

「まって、昔のAちゃんめっちゃかわいない?」

「もー!そんな見ないでって!これ、あんまり写真写りよくないし」

「そんなことないで?あ、でもこの手繋いでるんは許せんわ」

「どこに嫉妬してんの!競技なんだからしょうがないでしょ!」

私だけが→←見栄



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定タグ:濱家隆一 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みぃこ | 作成日時:2023年3月28日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。