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フェチ ページ11

久しぶりの休日、リビングでAと過ごしていると、いきなり手を取られる。

「はまくんの手、私大好きなんだよね」

「なんで?別に普通の手やろ?」

「うーん、なんだろう、形がきれいっていうか、男らしいっていうか」

Aの手のほうが、何倍も綺麗やと思うんやけどなぁ。小っさくてかわええし。

「Aの手は、柔らかくて触り心地ええよな」

ふにふにと手を握って、感触を確かめる。

「小さいなぁ、折れてまいそうで怖いわ」

「えー?そんなことないよ?こうやって、力こめても大丈夫だもん」

そう言って、ぎゅっと精一杯俺の手を握るA。その様子が可愛くって、そのまま眺めていると、

「ちょっと!はまくんなんでそんな余裕そうなの?!」

「だって全然痛ないもん笑」

「く〜!!悔しい!」

あーあ、そんな必死なって握ってくるん、Aに離さんって言われてるみたいで、

「ええなぁ。ずっとそのままでおってや?」

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設定タグ:濱家隆一 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みぃこ | 作成日時:2023年3月28日 18時

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