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気の抜けた ページ7

「はぁ」

本日3本目の缶チューハイを煽りながらため息をつく。

(あーもうおつまみなくなっちゃった。買いにいくか)

上着と靴下を履きサンダルで家を出る。

「さむっ」

ドアを開けると冷気が一気に体を包む。そのまま身を縮こまらせながらコンビニへと向かった。

─────────────────

夜道を歩きながら

(わーこんなとこ好きな人に見られたら終わりなやつだなー)

なんてぼーっと考える。好きな人、その言葉から連想されるのはやっぱりあの人だ。

─────────────────

コンビニに入り、いつものおつまみをいくつかかごに入れていく。

(んー、これどうしようかなー高いしなーでもなー)

自分の欲と価格とで葛藤していると、すぐ隣に誰かやってくる。邪魔になるだろうと思って横に避けようとすると

「あれ、Aさん?」

と自分の名前が呼ばれる。

(この声…!)

ゆっくりと目線を上げると今一番会いたくない人がそこにいた。

…→←…



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設定タグ:濱家隆一 , 短編集   
作品ジャンル:タレント
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作者名:みぃこ | 作成日時:2023年2月16日 15時

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