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そこで傍から見ていた三ツ谷くん達5人がマイキーに飛びかかった。
『おい止めんな!私がエマを守れるくらい強いって喧嘩で認めさせてやるんだよ!』
「おい!離せよお前ら!」
もがくマイキーを抑えるのに一苦労しながらドラケンくんが教えてくれた。
「お前喧嘩するっつっても男と女だぞ?しかもお前は3日間なんも食ってねーんだろ。その上こいつは無敵のマイキーだ。そんじょそこらの奴とは訳が違うんだよ」
無敵のマイキーってなんだよだせぇ
そう思ったがドラケンくんの言い分には納得した。確かに私は今空腹で力が出ない。喧嘩すると圧倒的不利だ。
ここで決着つけてもエマの兄貴を殴ったと知ったエマはどう反応するだろうか。
『・・・わかった。エマに嫌われたくないから・・・』
「そうだぞマイキー。エマの彼女殴ったらエマぜってーキレるって」
「チッ・・・」
そうして私とマイキーのエマを巡る争いは一時休戦となった。
その後作ってもらった三ツ谷くんの飯は最高に美味くて、全員が私と同学年ということも知った。
『え、場地って私と同じ学校だったの?見たことねんだけど』
「まあまだ入学したばっかだしうちの学校人数多いからなー」
『え、何組?今度見に行くわ』
「おーこいこい」
「うし、じゃあ腹も膨れたところで行くか」
『?どこ行くんだよマイキー』
「エマに会いにだよ」
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作者名:あんころもち | 作成日時:2021年9月13日 22時