買い物を ページ21
買い物を終え、現在帰路。
私が買ったしばらく分の食料と生活用品は、想像以上の重さとなった。
「まじ先輩方が居てくれて助かった〜！ありがとうございます！」
「いいよいいよ。こうなることを見越してた黒色のおかげだしさ」
「ほんとに疲れた日とかはこの坂登るのすごくきついし⋯」
ここ数日の疲れから、2人の優しさが心に染みる。
「⋯なんかお2人といると心が軽くなります」
「⋯どうしたんだい？なにかあったの？」
事情を知らない物間先輩は心配そうに私の顔をのぞき込む。
「⋯新生活って大変ですよねえ」
「そうだよね。寮になったのは去年の途中からだったし僕らは最初の方は通ってたんだけどねえ。今年の1年生は大変だね」
「Aちゃんは頑張ってるよねホント⋯」
「ね！ですよね！もー大変です毎日。明日も骨抜さんに誘われてて」
「骨抜？知り合いなんだ」
「はい。ご縁がありまして。この間ちょっとトラブルがあったんですがそのお詫びにって明日1日骨抜さんと過ごすことになったんですけど⋯」
「え、1日？？」
黒色さんの黒が深くなった。
「おいおい、それってまるでデートじゃないか」
「え、い、いえ！そんな⋯！」
「デートだよね」
「でも昼間普通に授業受けて放課後も自主練一緒にやるくらいだと思いますし⋯」
「あ、ごめ⋯でも2人だし⋯」
自身の凄んだ声に私が脅えたのを察したのかいつも通りの優しい声に戻った。
それを見ながら先程まで浮かべていた笑顔が消える物間先輩。
「所謂“定番”なものじゃなくたって恋愛対象と2人で楽しい時間を過ごせば全部デートになると思うよ。黒色は聞けないようだけど僕は違うよ。
Aさんさあ、骨抜のこと正直どう思ってるの？」
続く
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あんころもち(プロフ) - ゆはずさん» お返事遅くなっちゃってすみません！亀更新でホントに申し訳ないんですけど気長に待っていただけると嬉しいです！頑張ります！ (2021年12月27日 18時) (
レス) @page16 id: 56f1932e3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆはず(プロフ) - 大好きな二人…！！骨抜くんも黒色くんも好きなので嬉しいです！！いい作品見つけた…！無理はしない程度で更新頑張ってくださいね！楽しみにしてます〜！ (2021年10月17日 16時) (レス) @page13 id: f442b426e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころもち x他1人 | 作成日時：2021年7月18日 21時
