返事は ページ18
だがその返事は意外なものだった。
「･･･爆豪の事が嫌いなのか？」
「･･･はい。だってぶつかった謝罪するだけなのにわざわざどチビとか言ってくるんですよ？
それで私泣いちゃって。そしたら他の先輩がまともに謝れってブチ切れちゃって胸ぐらつかみあってホント大変だったんですよ。
入学初日からこんな騒ぎに巻き込まれるなんて思ってもいなかったのでまじでびっくりしましたね」
相澤先生は俯いてため息をついた。
「はあー･･･。あのな、爆豪は君だけに厳しい訳じゃなくてみんなにあんな風な奴なんだ。だからそこを理解した上で接してやってくれないか。
口とか態度は悪いけど根は良い奴だ。座学も実技も毎回成績はトップ。だから仲良くしておいて損は無いし･･･ってこんな紹介じゃ爆豪に悪いか･･･」
爆豪先輩のフォローを必死でする相澤先生。
人を褒めることに慣れていないのか、頭をかきながら時々口ごもって言葉を選ぼうとする先生が少し身近に感じられた。
「･･･ふふっ。分かりました。もうちょっと爆豪先輩のこと考えてみます」
「そうしてくれると有難い。ところでお前昼飯は？」
「あ、まだ･･･」
「今からじゃあ食堂行く時間もないか･･･こんなのしか無いが食うか？」
そう言われ差し出されたのはコンビニの袋に入った2つのエネルギーゼリー。
「え、これもしかして先生のご飯ですか？」
「ああ。だがまだ職員室にストックがある。気なんて遣わなくていいよ」
「いやいや気を遣うとかじゃなくって。え、先生ご飯これで足りるんですか？」
「エネルギーが摂れれば十分」
「ダメですよ！先生だって先生してるからにはヒーローなんでしょ？もっとちゃんとした栄養摂らなきゃ」
「時間が無くてな。仕事で夜寝られないから昼に寝るしかないんだ」
「えー･･･じゃあ1日だけ一緒にご飯食べませんか？」
「え？」
「えーと、あしたと明後日は予定があるので明明後日、金曜日！金曜日だけちゃんと栄養のあるご飯食べましょう？ね？」
「いや俺はー･･･」
「人間何事も体が資本ですから！」
「･･･わかった。金曜は食堂で食べるよ」
「やったー！」
「･･･ふっ」
「え！なんで笑うんですか！」
「いや、悪い。君が子供っぽくてな」
「先生までチビって言うんですか？！」
「違う。そういう意味じゃないよ」
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あんころもち(プロフ) - ゆはずさん» お返事遅くなっちゃってすみません！亀更新でホントに申し訳ないんですけど気長に待っていただけると嬉しいです！頑張ります！ (2021年12月27日 18時) (
レス) @page16 id: 56f1932e3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆはず(プロフ) - 大好きな二人…！！骨抜くんも黒色くんも好きなので嬉しいです！！いい作品見つけた…！無理はしない程度で更新頑張ってくださいね！楽しみにしてます〜！ (2021年10月17日 16時) (レス) @page13 id: f442b426e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころもち x他1人 | 作成日時：2021年7月18日 21時
