女子校で元王子様してました。２【月島蛍】

第48話 夜更かしの最終日 ページ6

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ずっと話しているのが楽しくて
さっきまでの緊張はどこかに飛んでいった。



「こんな夜更かししてたら
部活で倒れちゃうね2人とも」



「そういやAも今日から
朝練あるって言ってたっけ」



今時計は５時前を指している。



「蛍何時に学校でるの？」


「5時半」


「私もそれくらいに出ないと」


…今からもう朝ごはん食べて
やっぱり一睡も出来なかったコース



「朝ごはん食べよ」



と言われてリビングに行くと
もう起きて朝ごはんを
用意してくれているお母さん




毎日こんな早く起きてるのか…
毎朝お疲れ様です。




月島家で食べる最後の朝ごはん
エッグベネディクトを作ってくれた




今日帰ってきたら四日間の荷物を持って
自分の家に帰らなきゃいけないのが
とてつもなく寂しい




花柄のお弁当とそれの一回り大きい黒色の
弁当箱をお互い持って出るのも最後



「いってきます！」


「は〜い行ってらっしゃい！」




当然のように一緒に家を出たけど
学校ついた時に他の子に見られたら絶対


“みんなの月島に手を出すな”


みたいな悪口言われるコースだこれ



「出来れば学校で付き合ってる事
言わないで欲しいんだけど」


と先に切り出す蛍



「Aがユミみたいに何かあると困るし」



「そのつもりだったから大丈夫ありがとう」




私の事を考えてくれたことが1番嬉しい




…多分蛍はバレー部の子に
からかわれたくないのもあると思うけど笑





「なら学校では月島って呼ばなきゃね」


「よろしく」



学校まであと5分の所で
蛍と分かれて1人で登校した。


「おはよ〜！A！」

と私のところに飛び込んできたのはユミ


「おはよ、A」


昨日のこともあり気まずくなる事を
恐れてたけど問題はなさそう


ユミが優しい子で本当に救われる


「ユミ〜大好きだよ」


「私も！！！」


「はーいそこイチャイチャしない」

とコーチに言われて笑いあった。



.


.




寝不足だけど幸せでいっぱいだよ


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こんにちは、ちろるです
みなさん読んで下さり
ありがとう御座います( ; ᯅ ; ｀)


元強豪の女バスAも
全国目指してるバレー部月島も
絶対夜更かしなんてしないだろうなー
と思いながら書いてます。

もうだから夜更かしさせない……

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