女子校で元王子様してました。【月島蛍】

第41話 そのままの意味だよ ページ45

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月島の部屋から飛び出して
和室に逃げ込んだ後ユミの事が頭に浮かんだ




「取り敢えずユミに電話しないと…」


ユミがあんな目に合っていて
結局自己中心的に悩んでいた事を
ちゃんと謝ろう





「もしもし、ユミ」




「A電話して来てくれたの、優しいね」




こんな私に優しいなんて言葉は似合わない




「あの…、今日ごめん助けられなくて」




「ううん、月島から聞いたよ
Aも助けに来てくれてたんでしょ？」




…月島に梅苑は関わるなって鋭い口調で言われたことを思い出す





「月島はね〜Aが心配だったんだよ」




「どういう事？」




「3対1の場面でAが
仲裁に入ろうとしていくのが」





「…女の子の揉め事だから
心配する事ないのに」





「そうやって言ってるけど月島言ってたよ



梅苑は王子って呼ばれてて
こういう事今までも
やって来たのかもしれないけど

ちゃんと梅苑も女子って事
自覚すればいいのに



って笑」





「どういう事か良くわかんない」





「そのままの意味だよ」




そう言いながらユミは朗らかに笑っている







「私そろそろご飯だから切るね、
電話してくれてありがとう





…Aの恋バナは明日以降聞き出すから！」







…良くわかんないけどユミが
元気になっててよかった…かな



―――


結局月島のお母さんに1日早く帰る提案は
却下され、ご飯もお風呂も済ませて


寝ようとした…けど




「全然寝れない」



目がぱっちり空いたまま今日
あった事が色々浮かんでくる




トントン、と小さな音がして
和室に月島が入ってきた。



「え、ちょっ、何？」






.



.




「まだ起きてるだろうと思って。話そうよ」






―――
続編行きます絶対、終わりませんでした全然

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