第10話 少女マンガ ページ12
【Aside】
荷物持ってくれるのは本当に助かるんだけど
お互い無言でとても気まずい。
勇気を持って話しかけてみるも
「…月島君って身長何cmなの」
「188」
「高いね」
「…まあ」
「……」
沈黙。
―――
「…転校生も身長女子の中では高いんじゃない。」
…間がありすぎる。お互い会話下手すぎる。
しかも転校生呼び。
「172あるからね〜バスケの時はいいけど
ちょっとコンプレックス笑」
まあ、ほんの少し女の子っぽい
女の子になりたかったと思う事もある訳で。
「150とか160の子がやっぱり可愛いよね〜〜」
前の学校の時も、今の学校も
可愛い女の子だらけ。
「僕から見たらみんな小さいよ」
「あははっ、間違いない」
「…気にしなくていいんじゃない？」
「ありがとう、勇気づけられたよ笑」
「どーも。」
お父さんとか、学校の先生以外と男の人と
話す機会なんてほとんど無かったから
上を向いて話すのに凄く変な感じがする。
いつも女の子としか話さなかったから
どこを見て話せばいいか戸惑う。
―――
「ねえ転校生」
「ん？」
「ずっと僕の家の方に向かって
歩いてるけど家こっち？」
「うん、もうちょい先行って右」
「へえ、僕もちょい先行って右」
「家近いかもね」
―――
月島君…もしかして家まで
送ってくれようとしてる…？
そう思う位道が一緒だった。
「…じゃあここ僕の家だから」
「…じゃあここ私の家だから」
.
.
…お向かいさんが月島君の家でした。
―――
少女マンガみたいな展開だな
と心の中で思った事は秘めておこう。
第一、転校して初日主人公にパンツ見られる
少女マンガなんて読んだことないし。
…思い出したらまた死にたくなってきた…
「ごめん、荷物重かったよねありがとう」
「いーえ。」
私の引きづる足の速さに合わせて
歩いてくれていたので
いつの間にか辺りは真っ暗になっていた。
.
.
…やばい
やばいやばいやばいやばいやばい
「やばい！！！！！！！！！」
「…何」
「家の鍵持ってくるの忘れた！！！！！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 551人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こゆき(プロフ) - コメント失礼します！凄く面白くて読むのが止まりません笑 あと、名前...雪乃って出てきてちょっと嬉しかったです←これからも頑張ってください(*≧∀≦)ゞ応援してますます(●´ω`●) (2019年3月17日 12時) (
レス) id: ad5a4dec64 (このIDを非表示/違反報告)
ちろる(プロフ) - mxoxo8さん» ありがとう御座います〜〜〜！！！これからも是非是非読んでください！一気読みなんて言われると嬉しすぎて禿げます笑 (2019年2月13日 0時) (レス) id: 1c4b9eb6ac (このIDを非表示/違反報告)
mxoxo8(プロフ) - おもしろくて一気読みしました！！ツッキーカッコいい！！ (2019年2月12日 13時) (レス) id: 661e333cac (このIDを非表示/違反報告)
永瀬るん(プロフ) - ちろるさん» しっかり寝ます！笑いえいえです！ (2019年2月6日 19時) (レス) id: 26c5b4db48 (このIDを非表示/違反報告)
ちろる(プロフ) - 永瀬るんさん» えええありがとう御座います！！！でもちゃんと寝てください！！笑これからも是非読んでくださいませ〜〜！！コメントありがとう御座いました！！ (2019年2月6日 18時) (レス) id: 1c4b9eb6ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちろる | 作成日時：2019年1月29日 1時
