【ONE PIECE】赤髪さんとの約束。２ (ページ8)

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「でもさっき、副船長が…」

そう言いかけて、少し考えたAは

あっ！と言ってまた口を開いた

「じゃあ私も戦う！！」

何を言い出すかと思えば………

予想外すぎて思わず口がポカンとなってしまった

ベンベックマンに関しては呆れてしまっている

ベンベックマン「はっきりと言うが、無理だ

5歳になるまで我慢するんだな」

「やだやだやだやだ！！！！」

5歳でも早い気がするが、早すぎて損は無い

Aは激しく首を振り駄々をこねた

こんなに駄々をこねるのは珍しい

ベ「お前はまだ歩けるようになったばかりの赤ん坊と同じようなもんだ。わかるか？」

「赤ちゃんじゃないもん！」

ムキになったAは顔を真っ赤にして言った

シャンクス「そうかー

Aはそんなに強くなりたいのか」

嬉しくて頭を撫でると「うん！」と大きく頷いて

「クシュを守れるくらい強くなるの！」と言った

シ「じゃあまずはいろんなことを体験しよう！海賊だからな、たくさんのことをこなせないとダメだぞー」

「こなす？」

こなすって何？と言うような顔でシャンクスを見つめた。興味津々だ

シ「まずは船内の掃除！料理！あとは風を読んだり、少しは船の操縦もできないとな！」

ふむふむとAは聞き入った

シ「あと、お前に合う戦い方を見つけないとダメだ。銃を使うのもよし、刀や剣を使うのもよし、弓矢や槍、格闘技

たくさんの方法がある」

「たくさんの方法………」

Aは少し考えた

ベンベックマンがシャンクスの耳元でコソッと
「こいつには黒刀があるだろう」と呟いたが、シャンクスは首を縦には振らなかった

「……………………私、全部したい」

Aはシャンクスの目をまっすぐ見て言った

2歳には見えない、とても真剣な目をしていた

なるほどな、とベンベックマンは感心した

選択をひとつに絞らず、たくさんの経験をさせることでAの力が最大限に引き出せる戦い方を見つける、ということか

シ「よし！じゃあ全部しよう！」

シャンクスはニカッと笑ってAを抱き上げた