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ベンベックマン「なんだ、これは…」
鳥肌が立つくらいゾッとする恐ろしい………覇気
船にひびが入り、敵やクルーがバタバタと倒れていく
お頭とはもう何年も経つが、こんなにも恐ろしい覇気を感じるのは初めてだった
気をしっかりもたないと今にも気絶してしまいそうだ
ベ「………お頭」
話しかけるが返事はない
船は既に静まり返っており、シャンクスとベンベックマン以外は皆意識を失っていた
シャンクス「今すぐAの手当をする
助からないかもしれないが
船に残っている敵は全員投げ捨てろ、早くクルーを起こせ」
いつもより口調が荒くなっているのがわかった
お頭が抱きかかえているAの口に手を当てる
ベ「A…」
まだ微かに息はある
医者を起こし、すぐに医務室に運んだ
手術は数時間におよび、その間Aは何度も生死をさまよった
もうダメかもしれないと思うことも何度かあった
他のクルーの治療もあってか医務室の周りはとてもバタバタしている
その間シャンクスはひとつも動くことはなく一言も喋らなかった
クルー「亡くなったクルーは…
どうしましょう」
ベ「次の島で弔わせてもらう
準備しておいてくれ」
この戦いで亡くなったクルーも何人かいた
何もかも後悔することばかりだ
あの時入口でAを止めていれば
あの時撃っていれば、もっと早くに気がついていれば
とにかく今はAの手術の成功を祈るしかない
続く (更新停止中)
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作者名：りっちょーん | 作成日時：2018年1月14日 1時
